ダンサーとして、インストラクターとして。

こんばんは!

フリーダムダンサーのCobAです!!

最近「ダンスで収入あげるって大変じゃないですか?」

って声を耳にします。

最近でもなく、自分がダンサーだと言うと大体返ってくる答えは「すごーい!」の後にそう続くもんです。

で、自分の答えは「本当にそうですよー!」って答えます♪(´ε` )

ダンスで収入を得るのに”カンタン”ではないですね。

でも、大変だとも思ってもないです^ – ^

なぜなら、その裏付けを取るのに楽しくも苦難で、そんなことも思いもせず突き進んでいったからです!

要は何も考えずに前だけ見て進んだんです♪( ´▽`)

だから、大変なように見えるんですね!

しかし、時代は変わりダンス戦国時代へ突入。

今は、3歩進めばダンサーにあたるほど、ストリートダンス人口が増え続けています。

体だけ使っていればいい時代から、頭を使って一歩先に出る時代になっているんですねー!!

ダンスを職業として収入を取る場合、単純に踊るか?教えるか?がまず発想に出てきます。

自分が始めた時は、それだけでよかったのかもしれません。

頭を使うとは、大したことではなく10年続けたダンサーが行き当たるビジョンを、スタートアップ時に思えているか?という一点を考えることです。

自分の生徒は、一度は聞いたことがある文言でしょうが、

「なんで踊ってるの?」

あなたのダンサーコンセプトが、その先の結果を生み出しているのです。

もちろん、スキルや経験値は手に入れていくことには変わりはありませんが、今までのダンサーが考えてこなかったことにメスを入れていく必要があるのでは?

そう思うのです。

時代は変わった

先日、Jr.クラスのメンバーがレッスンに9歳の誕生日プレゼントを見せびらかしに来ました( ^ω^ )

驚愕‼︎

“自立型のロボット”でしたW(`0`)W

20年前、自分の時はファミコンのゲームソフトだった気がしますが、技術の革新は物凄い勢いです!

AIやロボットを筆頭に、ダンス業界でのイノベーションが起こっています。

AIで瞬時に振付とダンサーを生成し、VRで世界同時にショーケースを見る…なんて日が明日やって来るのかもしれません。

いつの日か、表現力豊かなロボットがステージに立っているのかもしれません。

YouTubeの動画配信ですら、過去の産物になりはじめています。

“ダンスを上手く踊る”だけでは、タダのダンサーの持続可能性は激減し、高速な先細り人生になってしまうのです。

ダンサー人口600万人⁉︎

今や、ストリートダンサー人口は600万人を越えているとも言われています。

なんと、人口対比で、実に20人に1人が「ストリートダンスをやっている!」と答えるのです。

それもそのハズ、これまでの先人達が時間と情熱を傾けてここまでストリートダンスを熱く盛り上げて来てくれました‼︎

クラスに2人はストリートダンスに触れている。

近くに仲間がいるとは、心強い限りです!

“スマホを持っている。”には及びませんが、確実に日本国民の中に浸透しつつあります。

スマホは、個人カスタマイズしますよね!

自分らしいスマホを持つ。

自分らしいダンスを踊る。

もう1人のクラスメイトとは違う味を出したくなる。

過去、同じ機種の携帯を持っていると親近感が湧いたように、同じダンスジャンルで仲間が集まりました。

ところが、現在はジャンルの枠を越えて、ビジョニングが出来ているダンサーにダンサーが集っているように思います。

自分らしいダンスが、自分らしい仲間を呼ぶ。

“人と違うダンス”の近未来は、ジャンルやスキルではなく、“コミュニティー”です。

どんな風に踊るか?

よりも、

どんな人と踊るか?

が、600万人の中から、たった1人のダンサーとしてのバリューを生み出して行くのです!

ダンサーとして。

やっぱりステージに立っている時の自分が一番好きだ。

自分にしか出せない色を放ち、自分らしくいられる場所。

その時、その場所、そこにいる人。ショーはナマモノ。一度しかないその瞬間だけを生きれる瞬間。

時代の流れと、重厚感を感じながら、古いものには敬意を、新たなものには確信を求めて常に過去の自分と向き合い勝負する場所。

その大好きな場所に、どれだけ立っていたいか?

10年?5年?20年?

好きなだけ選べばいい!

それを決めた瞬間から、自分のダンサー人生の出発点だ!

仮に25歳のダンサーが10年と答えたとしよう。

すると、35歳で次のライフステージへの移行期を迎える。

その中で、結婚や出産をしていくダンサーもいるだろうし、両親が60歳を越え家を手伝う必要もあるのかもしれない。

沢山のライフパターンが変化する中、少なくとも今と10年後では全く違った景色を見ているだろう。

その大変化の中で、同じようにステージに立ち、同じようなパフォーマンスを提供できているだろうか?

CobA自身、答えはNOだ。

現在34歳の10年前のビデオを見れば一目瞭然。

スピード、キレ、パワー、目に見えるそれぞれが今のイメージには全く思い描くことができない。

更には、体重の増加や故障箇所が増えたりと満身創痍という言葉が身にしみてわかる。

しかし、24歳のCOBAはそんなこと微塵も感じていなかったように思う。

とはいえ、技術、ニュアンス、知識、フィット感など様々な部分で、思いもしなかった向上は確かな今があるのは確実だ。

ここで伝えたいのは、24歳のあの日とは、全く違う自分が今ステージに立っているということ。

それは、生活のあれこれや、人間関係、社会的立ち位置などの経験値が大きく好影響をもたらしていると言えるだろう。

今、25歳のあなたが同じ道を辿るとは言わないが、少なくとも10年後の現実は今のあなたには到底考えつくこともできないだろう。

しかしながら、思い描くことはできる。

しかも、人に笑われるほどの、壮大なビジョンの方が未来の現実に近いようだ。

今の自分のマインドブロックに屈することなく壮大なビジョンを掲げ、今を踊って欲しい。

キーワードは、”メンター”だ。

インストラクターとして。

CobAがインストラクションを始めたのは、20歳からだ。

今年で14年目。今思えば、大した知識もなくよく教えていたな。とヒヤヒヤする。情熱とチャレンジだけは忘れずに、来た仕事は断らないと決めていた。

おかげで、脳内オーバーワークが始まり、レッスンを激減させる事態に・・・それを救ったのは、ワークショップやセミナーに本気で通い始めた事だった。

ダンスレッスン以外のセミナーにも必死で通った。人生で初めての勉強( ? _ ? )

ほんのちょっとした事でも身になるならと栄養学からリーダーシップ論まで。投資マインドから世界の裏事情までだ。

それらが繋がり始めたのは本当に最近、30歳を過ぎたあたりからの出来事。

それまでは、理論武装した兵隊のようなものだったようにも感じる。

おかげで、今は1時間さえあれば”出来ない”という要望に”出来る知識”と”出来る感触”を渡す事ができるようになった。

もちろん、投資した予算や時間は回収できている部分とそうでない部分はあるが、”ありがとう”の量と質はかなりの違いを生んでいる。

コツは、自分がどれだけ心からありがとうを伝えたか?だ。

今もこれからも、学ぶことさえ止めたらどんな向上があるのだろう?

ダンスインストラクターがダンスを学ぶ。

それは、アタリマエ。

当り前の結果が欲しければそれでいい。

それが嫌なら、その他のインプットに少々の時間とお金と、多大なる情熱を傾けたらいいのでは?

30歳を超えて、身体と周りの変化に耐え切れず、あたふたするようなダンサーは幸いなことに自分の周りにはいないが、あたふたする前に消えていったインストラクターはそう少なくないはずだ。

そうは言っても、一般ビジネスオーナーからすれば些細な知識量。

個人事業レベルで見ても、インストラクターの投資金額、投資時間は軽度で済む。

社会的にもこれだけ注目を集めているダンスインストラクターが “フタを開けたら何もなかった。”なんてことは、業界全体の信頼度に影響する。

よく考えて欲しい。

公立学校の授業に組み込まれている輝かしい名誉なのだ!

30年前、第一世代から流れてきているストリートマインドを、今こそ再認識する必要がある。

キーワードは”社会的持続可能性”

ストリートダンスインストラクターは、今も心のどこかに流れているSoulをさらに昇華させ、次の世代もその次の世代も持続可能な業界を共に作っていきたいと願っている。

少し長めな文章になってしまい申し訳ありませんでした。

しかし、自分としては今のタイミングでありのまま、心のままを書きました。

ダンス業界の永続的な発展を願う、地方の個人経営のスタジオオーナーの戯言だと思い聞いてくださいませm(._.)m

最後に、自分のメンターの接骨院に掲げてある詩で終わります。

『プロとは、技術に心が伴ってプロとなる。日々研磨せよ。』