昔、母さんがこう言っていた。

「あんたにはちゃ〜んと保険掛けておいたんだからね!何にもなくて良かったよ!!」

高校時代、北信越地方有数のバレーボール部に所属していたCboAは、”リベロ”として、後の日本代表選手や、Vリーグ選手らが放つスパイクを体全身で受け止めていた。3年になり部活を引退した日に初めて口にした事実だった。

母は、そんなCobAが入部を決めた時点で、保険に入っていたようだ。

強打を受けて腕がヘシ折れたとしても、頭にボールが当たって”パー”になったとしても、最低限の将来を親として保証する為に加入したという。

無論、高校生レベルでそんな大事故はあるわけも無いのだが、毎日必死でプレーしていたCobAはその心強さに終わってから気がついた。

 

 

準備10割

「あそこに行きたい!!」が決まり、「今はここにいる。」が分かったら次は出発!!!

 

 

といきたいところですが、まだまだ出発前にやらなきゃいけない事は沢山あるんです。

“まだやるの〜??”

“もう行こうよ〜。。”

と、子供にお出かけをせがまれても、”歯磨き”がまだだったり、”着替え”がまだだったり、”洗濯物”を干している最中だったら「まだ行けないよ!」と声をかけますよね?

時には、”心”を整えてから出発しなければならない時もあるかもしれません。

何かを始めるにも必要な準備はそれぞれあるはずです。

富士登山ならどうでしょう?

その準備次第で達成度が決まりますし、時には生存率に関わってくるかもしれません。

旅行でも、ハワイに行くのに山手線に乗ったらいつまで経っても東京から出れません。

大切なのは、準備でありその質です。

 

具体化

先に述べた準備を、少しでも怠ったらどうなるのか?

結論。

「辿り着く事は辿り着きます。」

但し、見える世界や得た経験は最初に思い描いたイメージと大きく異なるでしょう。

 

例)

目的【メチャクチャ最高な草津温泉旅行に行きたい!】

イメージ「…大好きな仲間と草津の旅館で枕投げ!…」

準備「とりあえず、職場の上司を誘ってみた。」

結果「草津の旅館で朝まで説教。」

 

“草津の旅”はできたけど、草津のイメージは最悪ですね。

準備を怠ると、ちょっとした事でさえ”なんか違う。”結果となり得るのです。

ではどうしたらいいのか?

どうしたら、思った通りの結果を現実にできるのか?

答えは簡単です。

「具体化」

これこそが、思い通りの結果を現実のものにするカギです。

具体化と聞くと、少々身が引けるというか、現実感があり過ぎて怖くなりそうですよね。

でも皆さん毎日やってる事なんですよ。

スーパーに行く時、片手に握りしめている”レシピ”はありませんか?

または、頭の中に鮮明に映し出されている画はなんですか?

カレーの完成画よりも、ニンジンや、玉ねぎが浮かびませんか?

握ったレシピには、”ニンジン小、2本”と書いてありませんか?

逆に言えば、なんとなくスーパーに行って、なんとなく買った材料で、ハッキリしたイメージの”カレー”が生み出される確率はどのくらいありますか?

皆さん毎日、”夢を現実化”させている天才なのです。

もちろん、具体化だって寝ていてもできるぐらいです。

しかしそれが、生活の枠を越えて、今までの経験に無い事柄を、しかも大切な我が子が始めるダンスに応用が効くなんて微塵も思わないですよね。

でも、応用は効くのです。

そして、”夢”が”明確な目標”になった瞬間から達成へのカウントダウンは始まるのです。

 

明確と不明確

1流と2流の違いは大して差が無いことに気づくことから始まったりしますね。

時にそれは、乗り越えられないぐらいの大差であることなのです。

“夢”を辞書で引くと…

 

ゆめ【夢】

  1. 眠って見るもの。
  2. 現実がもつ不確定なこと。
    • はかなく、たよりがないこと。
    • 現実を踏まえない甘い期待。
  3. 現実のあり方とは別に心に描くもの。
    • 将来実現させたい希望・理想。 「歌手になる―」
    • 《多く「―の」の形で》 現実を忘れてうっとりするような、すばらしいもの。 「―の超特急を走らせよう」
  4. 《「―にも」などの形で、打消しを伴って副詞的に》 たとえ夢⑴の中であろうと。少しも。決して。 「―にも思わない」

 

 と、出てきます。
古い辞書だと、「決して叶わないもの。」と書いてある事もあります。
それもそのはず。
大抵の夢は、夢として存在し、夢のまま終わっていく事が大半だと感じています。
しかし、その裏側で叶っていく夢、叶ってしまっている夢、夢を叶える人も多数存在している事も否定できません。
それを、「現実」と呼びます。
そうなんです。
夢を夢のままで終わらせる人と、夢を現実に実現していく人との差は、「現実感」なんです。
先の”カレー”の話。
カレーが作れない人(学生時代のCobAがそうでした)にとっては、現実感の無いただの空想です。
しかし、ほとんどの”お母さん”にとって、「カレーが作れない」なんて思いもせず。当たり前の事のように、完成図を気分付きで思い描き、到達する時間帯を決め、明確な準備をし、集中的かつ大胆に行動でカレーを達成していきます。
一方、大学時代のCobAは、人参を何本買っていいかも分からず、誰かに聞こうともせず、足りない自分の知識を振り絞り、失敗し、学ばず、臆病になり、最終的には”自炊”という文化までなくしてしまいそうになっていました。
その明らかな違いは何か?
前章で述べた、
“具体化”
に加えて、
“期限”
が、明確と、不明確…要するに叶うかどうか?を分かつ線引きになってくるのです。
カレーの例が分かりづらくなってきたので、例を変えますね٩( ‘ω’ )و
あらゆる”会”の中で、開催し易いものと、開催までになかなか辿り着けないものでカテゴリー分けしてみました。(CobAの偏見込)
[開催までになかなか辿り着けない会]
結婚式、同窓会、挨拶程度の「今度飲み行こう!」など。。。
[開催し易い会]
正月お盆の親戚の集い、会社の定例ミーティング、曜日指定型の積極的なお誘い、お葬式など。。。
いかがでしょう?
時間が既に設定されているだけで、次の行動に移る速度を誰もが図っているのです。
ですから、子供の習い事も期限付き初期目標値の設定が物凄く価値を帯びていると言えるのです。

情熱のこもった目標設定

是非ともオススメする目標設定の方法は、”スポンサー(保護者)が寄り添い、子供の2つ先の目線で、目標のビジュアライズをしてあげる。”
ことなのでは?と感じています。

・始める前に、発表会など入会したいチームのダンスを一緒に見に行き、「6年生になったら…」と話してみる

・「見て見て!お母さんは2週間でこんなステップができるようになったよ!!」と、簡単なステップを動画で先に習得して見せる

・入会したいチームの先生と、スポンサーが一緒に写真を撮ったり、話したり、コミュニケーションを円滑にし、次にあるイベントをスケジュールに書き入れる

これ以外にも、リアルにビジュアル化をする術はたくさんあります。
しかし、その全てが明確な楽観主義で未来を見据える必要があります。
曖昧だったり悲観的だと、それは子供のリアルなビジョンとして将来の構築を狭めていってしまうでしょう。
2つ先の目線でダンスをスポンサーの皆様が捉えて頂けたら、私達インストラクターは3つ先のダンスをみて指導する事が容易になってきたりするのです。
小学生キッズダンサーがダンスを辞めてしまう一つの大きな理由は、次のビジョンが見えなくなる事。
スポンサー、インストラクターが連携していくことでダンスを続けていくことも可能になってくるのです。
ビジョンとは、ダンサーに関わる全ての人の情熱とも言えるでしょう。

中学生

始める前のキッズダンサーは、4歳からできるKIDSクラスをイメージし、同時にそのスポンサーは2つ先のJr.クラスをイメージする。
その時に、インストラクターはまだダンスを始めてもないこの子が、中学生になった時どんなダンスを踊っているのか?を想像しながらじっくりとプロデュースをかけていく事ができます。
そして、その子が実際に中学生になり、MIDクラスを受講するようになった時、彼ら本人達が見ているのは3つ先の未来になっている事でしょう。
「今度は私達の番」
その想いの伝達が、未来を豊かなものにし、さらなる活躍の場に自分の足で踏み入れる事ができる。
私達が伝えているのは、ダンスを超えてストリートマインドです。
文化の伝承。
は、広がりながら洗練されていきます。
その中心点に立っている人の事を、人はリーダーと呼びます。
「やっぱりダンスをやっていたい。」
もしも、一度ダンスを諦めたダンサーがそんな事を口にした時。
・どんなダンスが?
・いつまでに?
・どこで踊りたいか?
そして、
それに対して、
・どんな準備が必要なのか?

 

そんな事を、分からないながらに一緒に考えてくれて寄り添ってくれた経験を持てたダンサーは、大きな力を得る事でしょう。

二度目の出発は、遥かに強く、そして怖いのです。

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

StartUP!!studio MID HIPHOPクラスでは、“自己表現”としてのダンスを理解し、“人に喜ばれる喜び”を知る。振り付けを中心に、“魅せる”ステージングを学ぶ。クラスです。

 

さあ、準備万端!!遂にダンスを踊り始めましょう!

次回、「4.ダンスの定義」にて詳しくお話しします!

 

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ200名を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、

"自ら踊り、自ら学ぶ"

ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。

ダンスビジョンは「ダンス王国」

ダンサーコンセプトは「踊り続ける」

指導歴、16年目。