昔、母さんがこう言っていた。

「意味のないことなんかひとつもないんだ!アンタが良ければそれで良い。」

社会に出て、初めての挫折の夜。電話口でそう答えてくれた。

全てが敵に見えていた世界を一変させた夜だった。

 

 

辞書を引く

難しい言葉を使おうとした時、辞書サイトやアプリを開いた事は誰にでもあるはずです。

「グーグル先生」や「Siri」なんかも役に立ちますよね!

でも、なぜ人は言葉を調べようとするのでしょうか?

答えは簡単。言葉は、誰かに何かを伝える道具だからです。

ですが、

辞書に無い言葉の使い方をする事は、自由です。

乱暴な言い方をすれば、発生する音なんか何でもよく、ただただパッションを先行させ勢いとその時の感情を音に乗せてお届けする。。。

 

例)

可愛い女の子を見つけて…

思い「可愛いね!って伝えたい」

実際の言葉「ンヴヒュオオ〜ヂユッジバセイッッタンヒ!」

 

思いは伝わりそうな予感はしません。

辞書に載っている言葉だったら、思いを届ける事は用意になります。

なぜなら、言葉の定義が一緒だからです。

だから、私たちは大人になるにつれ、他人に伝わりやすい言葉を使うように心掛けるのですね。

世界中に散らばる言葉それぞれが独自の文化を背景に特有の定義を持つのもその為ですね。

 

ダンスジャンルの壁

ダンスにも同じ事が言えます。

世界中で踊られているダンスそれぞれが、発生のバックボーンから現代に至るまでの過程の中で、独自の進化を遂げてきています。

簡単なところで言えば、「サイドステップ」という同じ言葉でも、エアロビクスダンスとハウスダンスでのステップは全く異なる動きになります。

どちらも正解ですが、困った事はその認識がある人には伝わりそうで無い人には、いくら定義を持つ言葉でも伝わらないのです。

要するに、ダンスを一緒に踊るには同じ定義を持つ人でしか踊れないということになります。

もちろん、ダンスジャンルの壁は区画整理する意味でも大切な線引きです。

それがあるから、それぞれのジャンルが存在意義を持ち、それぞれのダンスを楽しめるのです。

しかし、ストリートダンスに至っては、ジャンルが枝分かれしすぎているのか、同じストリートダンスを語っても、

「Aは踊れるけどBは踊れない。」

が一般的だったりします。

それもそのはず!

現代ではストリートダンスというカテゴライズ自体が、地球規模のバックボーンを持つようになっているのです!!

・アメリカ生まれHIPHOP育ち

・オーストラリア生まれK-pop育ち

・イギリス生まれJAZZ育ち

 

などなど、挙げればキリの無いほどに、沢山のダンスジャンルが存在し、それぞれが少しずつ違った定義の中で成長しているのです。

実は、それら自体がストリートダンス本来が持つ性質であり定義の一つでもあったりします。

その話をしていると、おそらく2時間以上の“Street・HIPHOPセミナー”になってしまいそうなのでここでは避けますが、晩秋頃にはスタジオでプレ開講する予定でいます。お楽しみに(^ ^)

 

ストリートダンスの持つ定義とは?

「ダンス」でインターネットを引くと

“伴奏に合わせて演じられる一連の動作。”

だと、Wikipediaは答えてくれます。

「ストリートダンス」ではどうでしょうか?

“つまり路上で踊られることから発生したダンスの一種。”

 

 

率直に言うと、そんな事を思って踊ったことなんて一回もありません。

いつも思っている事は、「底辺からのカウンター」ぐらいでしょうか?

単に道で踊っていればストリートなのか?

CobAがストリートダンスから教えてもらった中でTop10に入る事は、

 

「人はいつでも変われる。」

 

です。

先に挙げた、ダンスジャンルの例は、それぞれのジャンルファウンダーがこれまでに生きてきたダンス人生の途中経過が評価され、世界に拡散された例である事がほとんどでしょう。

おそらく、ジャンル名も定義もファウンダーが付けたのではなく、それを大きくしようと試みた誰かがどこからともなく付けたように推測します。

それを後々聞いたファウンダーは、「変わる」ということに後々気付くのだと考えます。

CobA自身、変わろうとして変わった感よりも、変わらざるを得なくして変わった感の方が圧倒的に大きいのです。

その渦中にいるときは、気付かずにあとで誰からか、ハッキリクッキリとそれを実感する体験をさせてくれるのです。

 

「自分では変えられない何かを変えてくれる道具。」

 

それが、ストリートダンスが持つ一つの定義です。

 

一度やめたとしてもダンサー

なぜか分からないけど突き動かされるこの気持ち。

音楽を聴くと、心が勝手に反応する。

体は動かそうにも動かしたく無い。

だって、一度動かしたらもう止まらなそうだから。

 

本物のストリートダンスに一度シッカリと触れていると、なぜかこんな気持ちになる事がしばしばな事があるかもしれませんし、いつも頭の中ではリズムが反復しているのかもしれません。

「ドンツッチャ・ドンドドッチャ…」

これは、ストリートダンスに触れたことのないスポンサーの方達には到底わかり得ない事なのかもしれません。

が、

昔、キッズダンスをやっていた”元”ダンサー達には少なからず一度は当てはまる事なのです。

それぞれのやむない理由でやめたダンス。

それでも今でも、心の奥底でスタジオから音が漏れているような違和感がある。

今すぐにでも好きに踊ってみたい。

でも、その手をガッシリ掴むのは昔の自分。

「諦めたんでしょ?」

そう抱きしめてくれるのは、昔の幼かった自分。

何に傷ついた訳でもないのに、何かポッカリと空いたスペースを埋めるように両手をいっぱいに広げてみるけど、思い出すのはあなたの拍手と暖かい笑顔。

やっと気づいた。

「ダンスが好きだ。」

その気持ちを後押しするのは、紛れもなく”あなた”

お母さんです。

 

言葉はいらない「拍手」だけでいい。

それが私達ダンサーの報酬です。

その気持ち良さを一旦知ってしまえば、どんな障害物だって乗り越えられる気がするんです。

「人の役に立っている。」

という実感こそが、私達の体を動かす原動力。

時には、メゲる時だってあります。

でも、そんな時にはちょっとした昔の動画を一緒に観て「拍手」をください。

心から応援してくれる拍手を。

ただそれだけで、私達ダンサーは次のステージに立つのです。

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

StartUP!!studio 深谷HIPHOPダンスクラスでは、Re.DANCE“の名の下に、ダンスリスターターを応援しています。昔キッズダンスをやっていた高校生以上の”元”ダンサーが、もう一度ダンスを踊り始められるキッカケを提供する。をミッッションに運営しています。

 

足りなかったのは、技術じゃない!ダンスを楽しむ為の感性と知識だ!!

 

内なる意味合いに気付いたあなたは、これで3年ほどはダンスを続ける事が可能になりました!それ以上をお望みなら…

次回、「5.諦めるキッカケ」にて詳しくお話しします!

 

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ200名を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、

"自ら踊り、自ら学ぶ"

ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。

ダンスビジョンは「ダンス王国」

ダンサーコンセプトは「踊り続ける」

指導歴、16年目。