インストラクターに必要な資質

こんばんは。

ダンスだけで生きている男、CobAです。

もう、ブログ書かないでいいな〜。って思ってたのですが、最近嬉しいことがあったので書こうと思って数ヶ月が経ちました。

その前に、インストラクターという職業について触れておきます。

一般的には、インストラクターというと専門的な技術などを指導者用の教育を経て資格を持っている人の事を指します。

要するに”有資格者”です。

運転免許の資格と教官の資格は全く違うのが周知の通りで、勉強ができるのと教鞭を取るのは全く次元が違うということです。

技術自体の難易度については諸説ありますが、アメリカでは”I,m First Time!”でインストラクションを行うこともあったりなかったり…

教え方のロジックさえ分かってしまえば、何事にも応用が効くということなのでしょう。

インストラクターの最高価値は、言葉だけで誘導できること。

インストラクターの最低価値は、目だけで見せて誘導すること。

最低限、目では見せられるようにしようね。

ということと、言葉だけで具体的にイメージさせられたら最高だね。

という相反した性質を持っています。

ということで、言葉だけで指導する。言い換えれば、動かずとも現実化させる。

そんなインストラクターが実際にいることを目の当たりにしてきました。

先日、自分のセルフケアのミスで鎖骨周辺を損傷させ、動かぬ体となりました。(その際は大変ご心配をおかけしました。)

最大限の知識と自助努力の結果、3日で(トレーナー曰く、ありえない…)完全修復させることができましたが、その間の5レッスンに関しては、全く動くことができずに”言葉メイン”でレッスンを行いました。

その結果!!

皆さん、動きの理解に必死になり全快時のレッスンと遜色なく行うことができました。

むしろ、動かない方がメンバーの皆さんにとって思考力を働かせるキッカケになったんじゃないかなと思ったりもしています。

KIDSクラスですらそうでした。

それは、急に始まったことではなく日頃から思考しながらレッスンに勤しんでいる皆さんの努力の賜物だという証明です。

レッスンを受けるに際して、必要なことは”イメージすること”です。

自分自身、師匠にレッスンをつけてもらうときに「考えろ!」「周りと同じことをするな!」と叱咤いただきます。

大人であれ、子どもであれイメージすることは同じです。

言語的理解力に差があったとしても、頭の中の想像図はその人にしか描けません。

それを、描かせてあげる。

それをインストラクションと言います。

指令を出す係ではないのです。

その人に寄り添い、理解し、発想するチャンスを与える。

だからこそ、その人自身が伸び、その人自身の身になるのです。

弟子たちにはキツくこう言います。

「レッスンはお前のモノじゃない。」

黒子に徹し、その人のベネフィットにどれだけ近づけられるか。

人の事を想う。

それが、インストラクターの唯一の資質というもので、資格とは一切関係のないものです。

資格を取るのはすごく簡単です。

ですが、資質はほぼ一生変わりません。

脳みそをハンマーでぶっ叩かれるほどの衝撃を与えられた時にだけ、資質を変えるチャンスがやってきます。

資質とは人であり、行動であり、言葉です。

人は偽りますが、行動は偽れません。また、言葉は全て自分の体が全て聞いているので自分に見抜かれます。

亡くなった敬愛する経営者の先輩が弱った体でスタジオに来てくれてこう話してくれました。

「言っている事よりやってる事。」

それは深く、言われた方には大きな愛のある言葉でした。

事実、それが本当であればその人はそういう人である。

ダンスインストラクターには、一般的なインストラクターよりも繊細な部分があります。

それは、子どもに触れる事です。

キッズダンスの需要の増大から、アンダーグラウンドで活動していたダンサー達はオーバーグラウンドでの活躍のチャンスを手にしました。

さらには、テレビ出演などからもメディアに露出する機会が増えてきました。

今では当然のことですが、2000年周辺では多くの軋轢があったように感じます。

それから20年経った今でも、悪しき伝統として今もあり、味や色として継承されていくこともあります。

まさしく、文化であると認識できます。

が、この10年でアンダーグラウンドに終止符が打たれようとしている今。

少なくとも自分自身が見てきたアンダーグラウンドとは180度変わってしまっている今。

ダンサーは、オーバーグラウンドで生きる術を身につける他ないのです。

・刑事事件性のある者

・一般常識を逸脱した者

・健全な教育に支障がある者

・ミスコミュニケーションを引き起こす恐れのある者

・間違いを認めない者

・自分の事しか考えていない者

・人に関わる勉強を怠る者

この行動を一つも行わない事がダンスインストラクターの資質であり、価値である。

現在、自分の周りにこういったインストラクターがいないことを誇りに思い、掃除係に邁進していく所存であります。

今、目にかけている弟子がこんな事に気づかせてくれました。

きっと素朴ではありますが、優秀なインストラクターになるでしょう。

自分自身、そんな人になれるようこれからも邁進していきます!!