7.ダンスの使命

昔、母さんがこう言っていた。

「あんたは世界を変えられるんだから、先ずは自分を変えなさい。」

事業の考え方について親父と口論の末、取っ組み合いのケンカをした。

「二度と帰らない。」と決め、車に乗ったCobAを慌てて追いかけてきた母は、開けようとしないウィンドウ越しにそう言った。

「俺は世界を変える!」

そう生きてきたし、そう踊ってきた。

「お前は身の丈を分かっていない!!」

の親父の反撃に遭い、一瞬心の奥底を突かれた気がした。

10年前のCobAには、そう考えるしか自分を肯定する方法が見当たらなかった。

更に、母のこの一言。

優しいようで、親父よりトゲのある一言だった。

1900年初頭

ストリートダンスなんて言葉もない時代。目下JAZZの黄金期。

お金も無く、地位も無い。ましてや、人権もあるのか無いのか分からないような人達が、その後この世界の音楽文化を変えてしまった。

決して表舞台に立つわけでは無いが、彼らはその音楽を自らの身体を使って四方八方にさらけ出していた。

不満があれば、歌詞に乗せた。

現実逃避するぐらい軽快なリズムとメロディー。

男女入り乱れて踊り出すフロアは、なんの壁も無くなっていたようだ。

まるで、遠い祖先がそうだったように。

1900年中期

ラジオの普及によって、音楽のスピードは何倍にも増していた。が、表に出るのはまだまだ彼らではなかった。

かのJB(ジェームス・ブラウン)でさえ、2枚目のレコードまでのジャケットには顔が載らなかった。

多くのスーパースターは、彼ら以外の人達だった。だけど、少しずつ彼ら以外の人達も、その音楽性に惹かれていった。

1900年後期

まるで、オセロのように裏返り、彼らの音楽は世界を包み込もうとしていた。

日本の音楽人達もこぞって、その音楽を取り入れようとした。

しかし、ルーツも環境も違う日本人にはそれを理解する感覚が分からなかった。

彼らのオリジナルで彼らだけしか作り出せないセンスが確かにその中にはあった。

2000年に突入

“当たり前の音楽”

それが、彼らが勝ち取った市民権。

彼らの誇りがその音楽。

それを理解した異人種しかフューチャーできない音楽。

表に出る数よりも、遥かに裏で愛されている数が多い音楽。

それを、”ブラックミュージック”と呼ぶ。

ストリートダンスは音楽の一部?

そうなんです!

ストリートダンスは音楽としての立ち位置を100年も前から保っているのです。

JAZZの時代には、ダンス、歌、演者、奏者、プロモーターなどを全てこなすパフォーマーが多く存在していました。

現代では、技術の高度化や職業の多様化に伴い、ダンサー、ミュージシャン、演出家などに振り分けられています。

もっとも、各カテゴリーでの競争力強化によって技術革新が促されますから、消費者のお客さんはいつも満足していることになるのは幸せな限りです。

しかし、本来の形は全てが一緒になってブラックミュージッシャンと言えるのだと感じます。

ただし、全てがプロ級では無くてもいいのだと思います。

人生、一つの事を極めるのに10年、いや30年かかるとも言われています。

そんな短い人生の中で、たった一つの極められる事に出会えたのは、幸せとしか思えません。

ダンスやその他の事。それを”好き”という感情で出会えた事自体が、奇跡なのです。

好きな事柄に出会えた時、それは現段階であなたの中での使命になっているはずです。

直接的な使命では無くても、その時好きだと思えるものをやれる事はのちの使命に十分なり得るのです。

最期が来た時に。

人生100年時代。

おそらく、今ストリートダンスを楽しんでいる人のほとんどは、意識があろうとなかろうと100年間の生を噛み締めていく事になりそうです。

アニメ「サザエさん」に登場する波平さんは54歳の明治生まれです。

設定は1950年代の平凡な一般家庭なので、今から70年近く前のお話になります。

当時の定年は58歳。波平さんは、4年後に定年を控えラストキャリアを模索している心中にあると推測します。

しかしながら、当時の男性の平均寿命は、58歳。

戦後の余波があったとしても、今から考えればあまりにも早く仕事を退職した後のキャリアなど考える余地も無さそうな現実です。

だから、毎晩仕事の後は腹巻姿で、晩酌を楽しむのが一般的だったのかもしれません。

時代は2020年。

平均寿命は女性は93.55歳。男性は87.12歳と、波平さんから見るとおとぎ話のような時代となっています。

その反面、定年制度が事実上破綻し、いつまでも働き続けるしかない未来が予測されているのも確かです。

そんな時、心の拠り所は毎日の晩酌だけで済むと思いますか?

どんな生き方をしていても、生物である以上最期は必ず訪れます。

きっと、その数歩手前で制限のある生活を余儀なくされる可能性は、誰にでも必ずあるのです。

仕事は人生の〇〇

その1/4を占める”仕事”とは果たして人生の何なのでしょうか?

人生を時間として捉えた時、仕事の時間は20年~30年弱は仕事をしている時間に値します。

人生100年の内の20年。

その裏側の80年は、仕事以外の時間です。

まるで、人生仕事だけで終わってしまうような発言をする方もいるのを耳にしますが、私の感覚では明らかにそれ以外の時間の方が段違いに多いような気がします。

もちろんこの80年間は、好きな事だけに使うことはできませんし、誰かに拘束されっぱなしの80年でもありません。

時間はどう使い、どう生きるか?が重要だと捉えています。

最近、子供のレッスンでよく話していることがあります。

「1日1回だけ練習」

たったの5分間。24時間の中でダンスに捻出する事に成功したら、大人になるまでに半月間の海外ダンス留学に行く事よりも価値がある。

もちろん、海外の環境に身を置くことで確実にコンフォートゾーンを変えていく事はそれでしか可能にはなりません。

あくまで、時間についての話と、習慣性の向上を目的とした話です。

しかし、海外留学をしてダンスを辞めてしまった素晴らしいダンサーを何人も知っています。

継続は、安定した習慣の上にだけ成り立つのです。

習慣とは、効率化です。

習慣化された事は、意気込まずに難なくこなしていくことが可能になっている証拠です。

それには、目標値の設定が必要です。目標なく習慣化してしまった場合、ただのルーティーンになってしまっていることが多いようです。

何かの時間の間に”難なく”こなせてしまう何かを持っている事は、継続していくカギとなります。

それが”好きな事”だったら、継続は努力というより、継続は生きる事です。

ダンスの使命

100年の歳月をかけて、黒人音楽史から発信され、自らの立場まで変えてしまったブラックミュージック。

その中に内包されているストリートダンスは、その力を存分に秘めて今も踊られているのです。

先人が作ってきた道の上に立たせてもらっている私達は、その100倍のスピードでその結果を味わうことができます。

音を立てて開いた扉のように、ストリートダンスに触れ、心揺れた瞬間から今まで開きもしなかった新しい世界に、あなた自身が踏み出すのです。

“変われる”

アイソレーション、リズム、ボディコントロール・・・

自分自身のカラダを使って自由自在に音楽をコントロールしていく。

最初っから上手くいくことなんてありません。

それ相応の努力が必要なのです。

しかし、その努力に応じて必ず変化をしていくのは、カラダだけではなくココロの変化も同じ尺度で変わっていきます。

むしろ、素直になった分だけ動きは変わります。

動きが変われば、見え方が変わります。

見え方が変われば、志向が変わります。

志向が変われば、出会いが変わります。

出会いの数だけ、情報はやってきます。

情報は、チャンスであり知識です。

知識は、夢の数に比例するのです。

夢多き者は、努力多き者です。

そんな生き方を、ナチュラルに実践している人。

それが、”ダンサー”なのです。

1人で活動し、10年ほど経ったダンサーはほとんどの人が同じような感覚を持ち始めます。

“変わった”

それをステージ上で、観客に表現し問いかけるのがダンサーの使命であり、まだそれを知らないダンサーに問いかけ導いていくのがインストラクターの使命だと感じます。

そんな事を感じながら、20年目に達した時に、どう思っているかはわかりません。

私自身、まだその道の途中で、16年経った今も成長し変化を続けているのです。

私達は、そんな指導が可能なインストラクターを輩出していくことに力を抜くことはありません。

なぜなら、それが生徒やスポンサーの皆さんの笑顔になる事を知っているからです。

ダンスの使命とは、どんな時でもダンスを通じて喜んでもらおうとする姿勢のことを言うのかもしれませんね。

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

ストリートダンスインストラクター養成講座では、CobAと同じ考えを持った経験値高きダンサーがその全ての知識を参加者の皆さんに託します。

このカルチャーを次の世代に引き継ぎ、さらに高めてもらう為に、ストリートダンスインストラクターを全国で100名輩出する講座に育て上げます。

次回は、遂に具体的な行動について公開します!

「先生が素敵なのも分かったし、踊る前のココロの準備が必要なのも分かった!」

「とにかく練習だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」・・・・・・・・

と、なりがちですよね。

実は、ダンスの練習にも一般とは異なった方法が必要なのです。

ダンスが上手くなりたいならこう考える!!!

次回、「8.ダンスは逆算!?」にて詳しくお話しします!

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ18,000人を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、 “自ら踊り、自ら学ぶ” ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。 ダンスビジョンは「ダンス王国」 ダンサーコンセプトは「踊り続ける」 指導歴、16年目。

6.教わる姿勢

昔、母さんがこう言っていた。

「今年のお漬物は一番良くできたよー!おばあちゃんに感謝しなきゃね!」

毎年恒例の自家製キュウリのぬか漬けを持って自慢気に話していた。

「今年はおじいちゃんに美味しいって言ってもらえるかな?!」

祖母が亡くなって以来、数年間食卓に並んだのは買ってきた漬物ばかり。

祖父に「ミチコは漬物も漬けられねえ。」とぼやかれ、仕方なく漬け始めた”ぬか漬”も今年で十数年目。

「おばあちゃんの話あの時もっと聞いてたらねえ…お母さんももっと早く上手になってたのにねえ…」

母さんが祖母に漬物を教え込まれてから、実に20年の月日が経っていた。

やる気はあるのか??

「ヤル気あるのかー!!!!」

と怒られた経験はありませんか?

これは、指導者のエゴでもあり、れっきとした指導法の一部でもあります。

エゴな点は、”ヤル気があって欲しい”、”はい!と答えるもんだ!”といった、教える側には必ずあるプロデュースの痕跡です。

まあ、だいたいそんな状態に陥っている場合、言われている方に本当のやる気はありません。

指導法としては、”外的モチベーション”といって、報酬や危機感をチラつかせ瞬発的なエネルギーを発動させるのです。

私自身、もちろん外的モチベーションは使います。

それは、ステージ前の舞台袖だったり、やるやらないの瀬戸際に立たされている時だったり、どうしようもない悩みにぶち当たっている時に…要は、崖っぷちの状況下で使う事が多いですね。

逆に、普段のレッスンでは外的モチベーションは使いません。

自分自身がそうだったからというのもありますが、単純に意味がないからです。

怒らないということではなく、危険行為や迷惑行為は本気で注意します。が、一時的な行動を未確定状態で促し、結果を賭ける指導はしたくないのです。

その代わり、口にタコができるぐらい同じ事を連呼する事があります。

いったいなんで踊ってるの??

だいたいの生徒が答えられません。

しかし、ある一定の生徒は口を揃えてこう話してくれます。

「お母さんとお父さんに喜んでもらいたいから。」

もちろん、他にも理由は様々ですが、何個かある”踊る理由”の中の最後は、だいたいそんな言葉で締めくくられます。

子供はご両親のスポンサーとしての立場を理解し、少しでも喜んでもらいたいと毎日練習に励んでいるのかもしれませんね。

それは、これからを生き抜く上での最大のスキルなのかもしれません。

「人を喜ばせる為に動く力」

更には、

「人の喜びに気づく力」

がそのスキルだと感じています。

それは正常なコミュニケーションの中でしか見出されないのもそうです。

ですから、先の話では一方的な思いのすれ違いにモチベーションも生まれる事はなく・・・逆に心は離れていってしまうばかりですよね。

そんな時、どうしたらいいか?

それは、ダンサー自身に聞いてみるのが一番です。

内的モチベーション

外的モチベーションの対角線上にあるのが、”内的モチベーション”です。

続けられる人は、すべてこの考え方で成り立っているのです。

内的モチベーションに気付くのは、人によって様々です。

始めてすぐに気がつく人もいれば、何年かかっても気づかない人もいます。

最大の難点は「誰にも教えてもらえない。」事でしょう。

自分で気がつくしかないのです。

指導法は多々ありますが、心は人様々ですから百発百中の指導法は残念ながらありませんし、あってもそれは外的モチベーションになりやすいのです。

その代わりデータはあります。データは選択肢を増やしたり、限定させていくのに不可欠な要素です。

私の場合、過去の膨大なデータの中から生徒の数歩先を感じ、彼らの思いと擦り合わせていくのが得意なので、背中を押すタイミングを計るだけで内的モチベーションは誰でも感じられると確信しています。

それは、数さえこなしていれば誰でも感じられる感覚なので、どんなインストラクターでも到達できる領域だと思います。

しかし、その手前で去って行ってしまう”先生”がどうも多すぎるように感じるこの頃です。

確かに、去ってしまう人にはこの感覚や経験はどうしても分からない事でしょう。

しかし、100人を越えた辺りから、なにか違いを感じるようになり、200人近辺で確実にそうなっている事を感じ始め、300人を数える辺りで100人目の理由を知ることになります。

今のは、指導経験100人以下の指導者に向けた外的モチベーションです(^ ^)

でも、その外的なエネルギーで踏み出せなかったその一歩を踏み出せるのであれば、それはあなた自身の力でしょう。

背中を押してもらうには、背後を取られる事が絶対条件です。

人に後ろに立たれるのは不安です。

「俺は本能的に後ろに立つものを排除する…」−ゴルゴ13

ゴルゴ13も言う通り、パーソナルスペース的にも後ろに他人が立つのは不快感があります。

しかし、他人じゃない人だったらどうでしょう?

先の話は、100人未満の指導者でしたが、子供の背中を押すのは紛れもなくスポンサー(保護者)の皆さんしか押せないでしょう。

それが難しい場合は、兄弟や親戚。繋がりが離れれば離れるほど背中を押す事は逆に恐怖になり兼ねます。

もしも、私たちがその代行をさせて頂けるのであれば、是非そうさせてもらいたいのです。

私たちは、自分の心に真っ直ぐにこの道を進んできました。時には藪の中を血だらけになりさまよったこともあります。そんな時も、辛さよりもくぐり抜けた時に手に入るものばかりをイメージしていたようにも思います。

絶頂を手にした時だって沢山あります。甘い罠に引っかかりそうな時だってありました。でも、そんな経験をすべて自分自身の自己決定の元やってきたのです。

それを”内的モチベーション”だと知ったのはごくごく最近になってからの事でした。

私たちは、内的モチベーションの自動制御に成功してきたのです。

スポンサーの皆さんの中にも同じような経験をされてきた方も沢山いらっしゃると思います。

ですから、私たちはタッグを組む必要があると感じています。

ダンサーである”あの子”がヒカリカガヤク姿を一緒に応援していきましょう。

教わる姿勢とは、お互いがその人の事を思いやり、考え、感じ合いながら、自分の進む道に向かって目線を真っ直ぐ高く上げている状態です。

向き合った先のその次のステージへ。

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

StartUP!!studioが誇るインストラクター陣達は、そんな”教わる姿勢”を実体験し熟知してきた強者揃い!

自分自身背中を押してもらい、乗り越えてきているからこそ強いメッセージ性を持ち、インストラクションポジションに毎日立っています。

言っていることよりやってる事。

全てがその体で表現しているのです。

“人は全て表現者”

です。

では、

“ダンサーの表現方法とは?”

一体なんなんでしょうか?

次回は、歴史を遡りながらお話を進めていきましょう!

ダンスが上手くなりたいならこう考える!!!

次回、「7.ダンスの使命」にて詳しくお話します

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ300名を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、 “自ら踊り、自ら学ぶ” ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。 ダンスビジョンは「ダンス王国」 ダンサーコンセプトは「踊り続ける」 指導歴、16年目。

2019年明けましておめでとうございダンス。

こんばんは!

フリーダムダンサーのCobAです!

2019年明けましておめでとうございました!

2018年はどんな年でしたか?

2017年はどんな年だったでしょうか?

2014年はどんな事をしていましたか?

2009年は何を考えていましたか?

25歳だったCobAは自分が自由に踊る為にはどうしたらいいか?しか考えていませんでしたね〜。。。

その結果、今が出来上がっていると思うと、ホントあの時考えていて良かったな〜なんて思うのです。

ただ、一つ思い違いをしていたのが、自由って誰にも邪魔されない事じゃなくて、自分で何もかも責任を取れる範囲だって事が分かったぐらいでしょうか?

簡単に言うと、”主催”って事だと思うんです。

空き地にスピーカーを立てて、音楽流して、みんなで集まって、「うるさい!!」って怒られたら、自分が出て行って謝れる。

やってる事がつまらな過ぎて、参加したみんなから「つまらない!!」って怒られる。「ごめんなさい!!」って一言を自分が言える事。

それ自体が、自由の一つでもあるのかなーなんて、最近は思います。

そのごめんなさいに、心がこもっている事が重要ですが、

“思考→言葉→行動→結果”

と動いていく中で、「どうしよう!!??」と悩む事がそもそも重要だって事がわかると思います。

要するに「悩み」自体にもの凄く重要な価値があったりします。

自分の場合、業界の端っこにいた時、心と体を侵略していた「嫌だ!!」と言う気持ちが、自由を生み出し、どうしたらいいか悩み、どうしてもできないことを知り、それでもどうにかしたい気持ちが勝って、藁のも縋るように人を辿り、人を辿っている内に考え方を知り、考え方が変われば違う方向を見ていて、見ていたものが変わると周りはそれに反応し、全く逆方向に進んだけど実際目の前にはあの時に思い描いていた風景の端っこにいます。

10年前に思い描いていた事が、今始まったのです。

だから、新年早々言いたいことは、

「夢を持ちたくなる悩みを!」

です。

意外と知られていませんが、幸せって現在の裏返しだったりしませんか?

こうなったらいいのに。。。って悩んでいる時って、こうなったらいい事が実際やってきたら嬉しいですよね!

でも人は、思い描いた未来図がやってきてもあの時の悩みを忘れてしまっているのがほとんどです。

A子さん「彼氏がいたら嬉しい!」

と思っている乙女も、実際彼氏ができた時にはまた違った悩みを持っていて幸せを噛み締めている余裕などなかったりしますよね。

それは、ほとんどの恋愛が急には始まらない事に起因しています。

実は、お付き合いが始まる手前の段階から幸せを噛み締めていますよね。もしくは新たな悩みを抱え始めたりもします。

と言うことは、彼氏がいる・いないの問題ではなく、好きな人がいる・いないの問題だと言うことになると思うんです。

要するに、「彼氏がいたら嬉しい!」という夢は、「好きな人がいたら嬉しい!」というイメージに変換していて、あなたが欲しかったのは彼氏ではなく、好きな人だったという事になるのです。

イメージが小ちゃいと、その事にも気付かずにそのイメージ通りに事が進みます。

その反面、それを理解していないあなたは、「夢が叶っていない」とあたかも悲劇のヒロインの如く、イメージした事もない「夢」を語り、疲れ、いつしか「夢」なんか。。。とぼやくのです。

夢が叶うのではなく、イメージが叶います。

なので、多くのカリスマは「夢を持とう!でっかいでっかい夢を持とう!!」なんて言いますが、そのでっかい夢と自分の思い描くイメージをきっちり重ね合わすのは、多くを見て、多くを知り、多くを考えた人にしかできない一つの技術だと思っています。

ですので一般的な自分達的には、「悩みを持ち続ける」事が最初の一歩になってくるのです。

先のA子さんの例の中で言えば、

「彼氏が欲しい」=「彼氏がいないからつまらない」

という悩みを持ち続け、「彼氏」という具体的なイメージに向かって駒を進めていけば、途中の色々な思いを飛び越えて「彼氏獲得」までは喜べない体質になっていくのだと考えます。

自分の事でも、「もうアソコには戻らない」と決めた時から、選択肢は一つに絞られたような気がします。

悩みを持つ事自体はマイナス要因じゃない。

悩みを悩みのままで終わらせる事がマイナス要因だと捉える。

「時間が癒してくれる」のは、その通りでしょう。

人は忘れるように設計されています。

忘れられるから、活動を再開できます。

ストレス満タンの満員電車。3年通い続けるとガマンできる。

これは、人間に備わった防御反応の一つです。

悩みにも同じ事が言えます。

解決できない悩みは、持ち続ける事で大量のストレスを発生させます。

忘れっぽいのは、生きる術なのです。

ですが、夢を叶えるのに、いちいち悩みを忘れてしまっていたら叶った時に喜べません。

なので、書いてみましょう!!

今の悩みからくるイメージを、ありったけ100個以上!!

次は、年表にしてみましょう!

いつまでに?どのくらい?

時間軸で悩みを書き出そう!

その次の大きなステップは、「その悩みを解決してみるには何が必要なのか?」

です。できるだけ具体的に書いてみましょう。

そして、その紙を胸元のポケットにしまい、常に携帯していましょう!

そうすると、あなたはその悩みが晴れるまでその悩みを忘れない事でしょう!

悩みがある事自体が夢に勝る価値。

2019年元旦ではないけど、メッセージでした!

今年もよろしくお願いします。

SUP2.0へ!!

こんばんは!フリーダムダンサーのCobAです!

色々イベントに走り回った数ヶ月でした^ – ^

WUF2018
WUF2018盛り上がりました!
児玉クラス初陣
SUP BBQ
深谷クラス feat.CobA
ANNY feat.SUPcrew
坂田自動車お客様感謝祭
FBP2018 SUPメンバー
FBP2018 全体写真
FBP2018 ゲスト2DAD BASE
“タツノ経営デザイン”辰野先生

2019年1月より児玉の小学生クラスがスタートします!

言いたい事色々

毎年のことなんですが、春と秋は毎週イベントに出演しているカタチなんですねー★

しかも、クルーで出たり、作ったりする事がほとんどで単独で出る事はなくなってきました!

単独で出ていた時は寂しかった反面、「俺しかいない!」って気持ちが強かったけど、どこのイベントに行っても仲間や知り合いがいるっていうのは、この上ないホーム感満載です!

それ思えるのは、やっぱり単独で出演していた時があったからなんですよね!

若いダンサー達に知ってもらいたい!

今やダンスショーケースでは、「○○さ〜ん!!!」や「イエー!!!」なんていうヤジにも似た応援が当たり前になっていますが、全くアウェイの現場では「・・・(無言)」なんてショーもしばしばだったり・・・

それは、第一に自分のスキル不足がほとんどの原因だとは思いますが、盛り上がらないショーケースがあっても不思議じゃなかったのが10年前のクラブシーン。

だって、全員がダンスを見にきてるわけじゃないですからね。

そこで編み出される、観客の足を止める技術。

観客の目線を一手に集中させる構成。

心の中を?でいっぱいにする表現力。

などなど、得たものが多かったのもそんな状況が俺を強く成長させてきたのも事実です。

SNSも無かった事が功を奏していたのか、誰かの”いいね!”なんて求めていなかったチームと、”チャンスはカラでももぎ取る!”スピード感が、今の俺を支えてくれているような気がします。

自分のカラダ一つで、今の自分を発信できる価値。

それは、何の事前情報も無い誰かに自分の姿を見てもらった時にカタチになります。

そうでなければ、一生誰かに巻かれ、誰かに賛同しないと踊れない生き方を繰り返すのが大体です。

マカオでセッションした時、正直安心しました。

俺を俺として見てくれた事。

言葉は通じないのに、友達が増えた事。

それでも、似たバックボーンの中で選んだツールが一緒だった事。

ホノルルで言葉を聞けた時、正直安心しました。

考えていた事が全く違った事。

想像以上に考えが甘かった事。

それでも、一つの音楽の中で刺激を受けれた事。

東京で技術をぶつけられた時、正直安心しました。

そこまで行けるんだな!って確信。

まだ伸びれる!って確信。

それでも、憧れ、思いを馳せる地が同じだった事。

全て、自分の外側にある事。

内側の自分は、それを受け入れられるかどうかだけ。

エリアから外れる事を恐れている場合じゃない。

その時は、すぐそこに迫っている。

もしかしたら、そんなことにも気付かずに過ぎ去ってしまった事象はどれだけあるんだろう?

築いた瞬間に目の前は一変する。

誰かのせいにしているうち。

いや、自分が主役のはずの人生に、誰かを据え置いているのなら一生気付かない。

進むのだ。

誰も見た事のない土地へ。

既存に示されない言葉を作ってみるんだ。

ストリートカルチャーをかじっているなら尚更。

HIPHOPと謳うのなら尚更。

自分が見て、感動し、激化され、奮い立たされて、戦う気にもなれないソレを言語化するんだ。

そして、その姿が10年後。

自分を表すスタイルとして、世に出て行く。

誰かがつけてくれたネーミングと共に。

だから、”続ける事”が最大のスキル。

キッズダンサーに知ってもらいたい!

君を支えているのは何だろう?

君を応援してくれているのは誰だろう?

君が磨かれているのはいつだろう?

どうしたら、君の夢は叶うんだろう?

練習したら叶うのかい?

人生一発勝負。

練習の人生なんて一つもない。

もしも君が幸運をつかんでいるとしたら、それは自分の失敗談を笑って教えてくれる大人が近くにいる事だ。

人はそれを”先生”と呼ぶよ。

心の底から君の夢を、出来るだけ近道させてあげたい!

そんな思いでいる人の事を”先生”と呼ぶんだよ。

でも、実は教えてくれるほとんどの事を君は”遠回り”と言うだろう。

だけど、先生はずっとおんなじ事しか言わないよ。

だって、君がまたおんなじ事を繰り返さないように考えているから。

逆に自分の成功例だけを掲げた人には気をつけなさい。

きっとそれは、君とおんなじ。

まだ生徒の人なんだよ。

だから、一緒に大きくなって行こうね。

新たな局面

自分が成長した事の証は、周りが変化した事。

中には寂しい変化もあるけど、そのほとんどは自分が進んで起こした結果。

新しい世界に気がつくと、何もかもが未常識で今までの自分が覆ってしまうほどの衝撃を受ける。

でもそれこそが、思い描いた未来へとつながる架け橋。

StartUP!!studioはver.2.0へと進んでいきます。

2019年

1月 ストリートダンス養成講座募集開始

1月 児玉CENTERクラス スタート

3月新クラス スタート

4月 BIGゲストを招いた”DownUP vol.3″

7月 ミニ合宿

9月 新クラススタート

11月 2020年構想スタート

12月 新事業スタート

ワクワクする2019年。

どんな年にするかは、もう決まっている。

5.諦めるキッカケ

昔、母さんがこう言っていた。

「お母さんはね、アンタが良くなるんなら良くならない話なんか聞かないよ。」

幼少期、心臓が弱かったCobAは、山を越えた病院に定期的に通っていた。

手術の可能性を否定した病院の先生の話を帰りの車の中で振り返っていた時の一言を今でも覚えている。

結局、手術は回避したものの、心臓は不安定のままだったCobAに、「弱いなら強くしろ!」と、マラソンの出場に応募した。

その後、中学卒業までには”村代表”として、市町村駅伝大会に出場し、その後の運動に対する自信と無尽蔵の体力を得る事になった。

 

 

諦めるまでのカウントダウン

人が何かを始めたくなり、諦めるまでにチャレンジする回数を知っていますか?

 

 

平均0.8回

 

まさかの、1回にも満たないのだそうです。

要するに、何もやっていないのに諦めてしまうケースがほとんどで、1回やった人は前者から見て”大成功者”だという事になります。

ただ、新しいチャレンジは毎日毎日更新されるものなので、毎日がチャレンジの始まりであり、終わる可能性を秘めている事が常識だともわかる数字ですね。

人は始める前に挫け、毎日のチャレンジを忘れたら”試合終了”だという事です。

 

パレートの法則

パレートの法則という言葉をよく耳にします。

数字はいつでも“8:2”に分かれるというものです。

物的根拠は無い為、全てをそうだと決めつける訳では無いけど、これまでの経験からすると良くも悪くもそんな具合に物事は進んでいるように見えます。

例えば、クラスが40人いた場合、それを束ねる”学級委員”は数名だし、風紀を乱す者も同じくらいいたように思います。

残りの20人強が”フツウ”と言われ、民主主義では大きな力となります。

それをどちらに転ばすかの綱引き合戦を、小さくも一回は経験していると思います。

人生で言えばどちらかに風を起こす事で、大半の事は決まっていく。そんな気がします。

誰の言っている事を聞きますか?

誰と足並みを合わせていきますか?

 

①4%ーもうできてる人

②16%ーもうすぐできそうな人

③60%ーどっちでもない人

④20%ー今やめようとしている人

⑤0%ーもうやめた人

⑥0%ーもうやらない人

 

③のダンサー

ダンサー人口600万人。

⑤、⑥は含まないので①〜④のダンサーをどれだけ知っているか?が問題です。

ダンスを始めて間もない人は、まだ出来ていないですし、諦める理由もありません。

なので、誰しもが③の状態からスタートします。

③は白紙状態と同じなので、”最初につけた絵の具”が大体の色の構成を決めますね。

“最初につけた絵の具”とは、最初に習ったダンスの事で、見たものとは異なります。

要するに、最初に誰に教えてもらうかが肝心なのです。

 

④のダンサー

また、その環境の中に①〜④の人たちが全員いる事も大切です。

中には「④はいらない。」と切り捨てる傾向にある場合もありますが、流入過多の場合はそうすることもいいでしょう。ダムの放流がいい例です。

しかし、実際は一度排出を始めると③の人まで排出してしまう事になります。

卵の白身と黄身を分けようとしたら、黄身まで付いてきてしまったといったところでしょうか?

諦めるキッカケとは、「雰囲気」や「流れ」といったケースもあるのだという事を十分に分かる事が最初のスタートかもしれませんね。

実際、第一世代のほとんどが第一ブーム終了後にストリートダンスの世界から、流れるように身を引いたという話をよく耳にします。

根っこが張っていない場合、多少の雨風で流れてしまう芽は多いのです。

ですから、全員が同じ環境にいる事は③であるダンサースターターにとって安全を確保された場所だと言えます。

 

①と②のダンサー

続けられる環境は、ダンサースターターにとってこれほどない好条件です。

ダンスの基礎練習は反復練習がほとんどですし、感覚に至っては3日で分かることもあれば、3年かかることもあるからです。

何事も始めるときは、ネガティブに考えポジティブに動く事が全ての定説です。トライ&エラーが大切です。

ではその数の中で、トライの数が1回でも上回っている人の事を②とし、その次の段階の新たなトライ&エラーをしている人の事を①としたとき、③であるダンサースターターはどんな事ができるでしょうか?

 

「思いを馳せ、ワクワクする事」

あんな事が出来る様になるのかなあ。。。

あんなステージに立てたらいいなあ。。。

あんな人たちと一緒に踊りたいなあ。。。

その力がダンサースターターのパワーになり、まず一つ目のトライに第一歩を踏み出して行けるのです。

③の人たちがまず最初に取り組む事は、”充電”であり”どうなれるのか?”を明確にしておく事でしょう。

その充電プラグが①のダンサーで、その距離を埋めてくれるのが②の目指している人です。

④はその場に残り続け、次の充電タイミングを伺い、③はじっくりと充電する。

これこそが、パーフェクトゾーンと呼び最善のパワーを引き出す事が可能になります。

 

⑤と⑥のダンサー

最後に、⑤と⑥の話をして終わりましょう。

⑤は、ダンスを踊る上で必ず出てくる必要人員です。

彼らがいたから発展し、また危機感が出ます。

もしかしたら、キッカケさえ掴めればもう一度ダンスを始める日がくるかもしれません。

だって、”雰囲気”や”流れ”でこの位置に定着してしまっただけの事なので、何もダンスに対して否定的な思いがない事も特徴の一つです。

その反対に⑥になる人は、もう二度と立ち上がれない何かを背負ってその場を去った人たちです。

逃げるようにその場から去ってしまうので、後には何も残っていません。

更には、事実に基づいた悪いイメージを周りにふりまく為、全てのダンサーに悪い影響を及ぼすのです。

これが多く存在する地域には、ダンスは根付かないどころか他のスタートアップ自体が否定されるような地域になってしまう恐れがあります。

残念ながら⑥となってしまった人たち自身も、新しく出会った何かに一歩を踏み出せなくなってしまう事もあるかもしれません。

自分を肯定でき、好きになり、楽しめる素晴らしいツールのダンスを始めたのに、その真逆の結果と行動を起こしてしまう。

それは、とても悲しい出来事です。

出来るならば、本人達もそうしたくないはずです。

しかし、行き場の無い挫折感は、目の前の誰も傷つかない解消方法を模索します。

ダンスが悪いんじゃなく、その環境が未完成だっただけなんです。

大切なのは⑥を出さない事。

 

⑥になる原因とは、

・想定以上のダメージを受けその場から立ち上がれない。

・もしくは、蓄積したストレスが限界値まで達してしまっていた。

 

このどちらかに当てはまります。

それは、実はダンス以外の何かでも同じ結果になる場合がありますし、更にはキッズダンサーにも同じ事が言えるのです。

細かい理由は個人によって違いますので、ここではスポンサーのご両親ができる対応策をご紹介することにします。

 

「もしも、ウチの子がダンスをやめると言い出したら。。。」

1、まずは話を何回も聞いてあげましょう。(否定も肯定もせず、相づちや同じ言葉を使い繰り返してみる)

2、子供が「どうしたらいい?」などと助けを求めてきたら、「どうなったら一番いいの?」→「何がうまくいっているの?」→「何がうまくいっていないの?」→「どうしたら解決できる?」の順番で質問する。

3、「どうしたら解決できる?」の問いに答えたら、それを実行する手伝いをする。(あくまで補佐役)

4、「どうしたら解決できる?」の問いに答えなかったら、少なくとも3方面から視点の違った代案を提示し、選択させ(あくまで子供主体)、実行する。

番外編:その全ての予防線を、ダンスを始める時に担当インストラクターに聞いてみる。「ダンスを続けるには何が必要か教えて下さい!」

 

ダンスを辞めても辞めなくても、これで親子の絆はまた一段と厚みを増しそうですね!

そんな素敵な親子なら、他の事を始めようが、もう一度ダンスを始めようが、今度はその壁を乗り越えていけそうな気がします。

そして、その時は是非とも「ダンスをやっていたおかげだね!」と笑顔で話してみてください。

その見えない功績こそが、何よりの勲章だと私達インストラクターは信じています。

 

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

StartUP!!studioが誇るインストラクター陣達は、そんな”諦めるキッカケ”を実体験し熟知してきた強者揃い!

自分自身挫折を経験し、そして乗り越えてきているからこそ強いメッセージ性を持ち、インストラクションポジションに毎日立っています。

 

どんな人と繋がるか?で、人生は大きく左右されますね!

 

これで、挫けそうになった時も強い味方が手に入りましたね!!

”転ばぬ先の杖”

ならぬ、

“転ばぬ先のダンサー”

です✌︎(‘ω’✌︎ )

辞めずに続ける準備万端!

ダンスが上手くなりたいならこう考える!!!

 

次回、「6.教わる姿勢」にて詳しくお話します!

 

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ200名を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、

"自ら踊り、自ら学ぶ"

ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。

ダンスビジョンは「ダンス王国」

ダンサーコンセプトは「踊り続ける」

指導歴、16年目。

4.ダンスの定義

昔、母さんがこう言っていた。

「意味のないことなんかひとつもないんだ!アンタが良ければそれで良い。」

社会に出て、初めての挫折の夜。電話口でそう答えてくれた。

全てが敵に見えていた世界を一変させた夜だった。

 

 

辞書を引く

難しい言葉を使おうとした時、辞書サイトやアプリを開いた事は誰にでもあるはずです。

「グーグル先生」や「Siri」なんかも役に立ちますよね!

でも、なぜ人は言葉を調べようとするのでしょうか?

答えは簡単。言葉は、誰かに何かを伝える道具だからです。

ですが、

辞書に無い言葉の使い方をする事は、自由です。

乱暴な言い方をすれば、発生する音なんか何でもよく、ただただパッションを先行させ勢いとその時の感情を音に乗せてお届けする。。。

 

例)

可愛い女の子を見つけて…

思い「可愛いね!って伝えたい」

実際の言葉「ンヴヒュオオ〜ヂユッジバセイッッタンヒ!」

 

思いは伝わりそうな予感はしません。

辞書に載っている言葉だったら、思いを届ける事は用意になります。

なぜなら、言葉の定義が一緒だからです。

だから、私たちは大人になるにつれ、他人に伝わりやすい言葉を使うように心掛けるのですね。

世界中に散らばる言葉それぞれが独自の文化を背景に特有の定義を持つのもその為ですね。

 

ダンスジャンルの壁

ダンスにも同じ事が言えます。

世界中で踊られているダンスそれぞれが、発生のバックボーンから現代に至るまでの過程の中で、独自の進化を遂げてきています。

簡単なところで言えば、「サイドステップ」という同じ言葉でも、エアロビクスダンスとハウスダンスでのステップは全く異なる動きになります。

どちらも正解ですが、困った事はその認識がある人には伝わりそうで無い人には、いくら定義を持つ言葉でも伝わらないのです。

要するに、ダンスを一緒に踊るには同じ定義を持つ人でしか踊れないということになります。

もちろん、ダンスジャンルの壁は区画整理する意味でも大切な線引きです。

それがあるから、それぞれのジャンルが存在意義を持ち、それぞれのダンスを楽しめるのです。

しかし、ストリートダンスに至っては、ジャンルが枝分かれしすぎているのか、同じストリートダンスを語っても、

「Aは踊れるけどBは踊れない。」

が一般的だったりします。

それもそのはず!

現代ではストリートダンスというカテゴライズ自体が、地球規模のバックボーンを持つようになっているのです!!

・アメリカ生まれHIPHOP育ち

・オーストラリア生まれK-pop育ち

・イギリス生まれJAZZ育ち

 

などなど、挙げればキリの無いほどに、沢山のダンスジャンルが存在し、それぞれが少しずつ違った定義の中で成長しているのです。

実は、それら自体がストリートダンス本来が持つ性質であり定義の一つでもあったりします。

その話をしていると、おそらく2時間以上の“Street・HIPHOPセミナー”になってしまいそうなのでここでは避けますが、晩秋頃にはスタジオでプレ開講する予定でいます。お楽しみに(^ ^)

 

ストリートダンスの持つ定義とは?

「ダンス」でインターネットを引くと

“伴奏に合わせて演じられる一連の動作。”

だと、Wikipediaは答えてくれます。

「ストリートダンス」ではどうでしょうか?

“つまり路上で踊られることから発生したダンスの一種。”

 

 

率直に言うと、そんな事を思って踊ったことなんて一回もありません。

いつも思っている事は、「底辺からのカウンター」ぐらいでしょうか?

単に道で踊っていればストリートなのか?

CobAがストリートダンスから教えてもらった中でTop10に入る事は、

 

「人はいつでも変われる。」

 

です。

先に挙げた、ダンスジャンルの例は、それぞれのジャンルファウンダーがこれまでに生きてきたダンス人生の途中経過が評価され、世界に拡散された例である事がほとんどでしょう。

おそらく、ジャンル名も定義もファウンダーが付けたのではなく、それを大きくしようと試みた誰かがどこからともなく付けたように推測します。

それを後々聞いたファウンダーは、「変わる」ということに後々気付くのだと考えます。

CobA自身、変わろうとして変わった感よりも、変わらざるを得なくして変わった感の方が圧倒的に大きいのです。

その渦中にいるときは、気付かずにあとで誰からか、ハッキリクッキリとそれを実感する体験をさせてくれるのです。

 

「自分では変えられない何かを変えてくれる道具。」

 

それが、ストリートダンスが持つ一つの定義です。

 

一度やめたとしてもダンサー

なぜか分からないけど突き動かされるこの気持ち。

音楽を聴くと、心が勝手に反応する。

体は動かそうにも動かしたく無い。

だって、一度動かしたらもう止まらなそうだから。

 

本物のストリートダンスに一度シッカリと触れていると、なぜかこんな気持ちになる事がしばしばな事があるかもしれませんし、いつも頭の中ではリズムが反復しているのかもしれません。

「ドンツッチャ・ドンドドッチャ…」

これは、ストリートダンスに触れたことのないスポンサーの方達には到底わかり得ない事なのかもしれません。

が、

昔、キッズダンスをやっていた”元”ダンサー達には少なからず一度は当てはまる事なのです。

それぞれのやむない理由でやめたダンス。

それでも今でも、心の奥底でスタジオから音が漏れているような違和感がある。

今すぐにでも好きに踊ってみたい。

でも、その手をガッシリ掴むのは昔の自分。

「諦めたんでしょ?」

そう抱きしめてくれるのは、昔の幼かった自分。

何に傷ついた訳でもないのに、何かポッカリと空いたスペースを埋めるように両手をいっぱいに広げてみるけど、思い出すのはあなたの拍手と暖かい笑顔。

やっと気づいた。

「ダンスが好きだ。」

その気持ちを後押しするのは、紛れもなく”あなた”

お母さんです。

 

言葉はいらない「拍手」だけでいい。

それが私達ダンサーの報酬です。

その気持ち良さを一旦知ってしまえば、どんな障害物だって乗り越えられる気がするんです。

「人の役に立っている。」

という実感こそが、私達の体を動かす原動力。

時には、メゲる時だってあります。

でも、そんな時にはちょっとした昔の動画を一緒に観て「拍手」をください。

心から応援してくれる拍手を。

ただそれだけで、私達ダンサーは次のステージに立つのです。

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

StartUP!!studio 深谷HIPHOPダンスクラスでは、Re.DANCE“の名の下に、ダンスリスターターを応援しています。昔キッズダンスをやっていた高校生以上の”元”ダンサーが、もう一度ダンスを踊り始められるキッカケを提供する。をミッッションに運営しています。

 

足りなかったのは、技術じゃない!ダンスを楽しむ為の感性と知識だ!!

 

内なる意味合いに気付いたあなたは、これで3年ほどはダンスを続ける事が可能になりました!それ以上をお望みなら…

次回、「5.諦めるキッカケ」にて詳しくお話しします!

 

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ200名を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、

"自ら踊り、自ら学ぶ"

ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。

ダンスビジョンは「ダンス王国」

ダンサーコンセプトは「踊り続ける」

指導歴、16年目。

久々クラブ!

こんばんは!

フリーダムダンサーのCobAです!

友達が渋谷のクラブ「CIRCUS」に出演するという情報を得たので、見に行ってみました!

 

そしてそして、俺は応援のついでにお仕事を遂行してきたのですが、、、

その、結果はまた後ほど。。。

 

10年ぶりの、渋谷駅新南口!!

この場所で、ショー前の”合わせ”をやっていた思い出の場所へ!

今思えば、ここは社有地。。。

もちろん解放している一角なのですが、頭が下がります。

出演していたクラブは、今は跡形もなく消えていて、止めていた駐車場にもビルが建っていました。

時代の流れとは、こんなにも早いものなのかと、しみじみ感じる今日この頃です。

と、1枚ぐらいはあるだろうと、出演していた時の写真を探しましたが、出てこず。。。

あの頃は、iPhoneも世に出ていなく一生続くと思っていたガラケーで写真を撮っていたもの。

いやはや、時代の流れとは、こんなにも早いものなのかと、しみじみ感じる今日この頃です。

 

バーチャルとリアルの関係

時代の変わり目と言われる2018年。

iPhone Xsは3Dを取り込み、学校の先生も時代を読んでいく時代。

でも、あの時、あの一瞬を見逃してしまった後悔が先に立つ事はまず無い事は、大昔からの定説。

LINEでもらったスタンプの、「愛してる。」と、今見るキミの嬉しそうな「笑顔」。

心が通じるのはもちろん笑顔。

今、この瞬間の思いを伝えるなら、スタンプ。

どちらも、人間が作り出した思いを伝える最先端の道具だ。

でも、使う場所や、順番を間違えれば時に両者はマイナス要因にもなり得る。

 

ダンサーにとってのバーチャルは、youtubeや、Instagramといったところか?

リアルは、もちろんショーのステージ。

あなただったら、どう使う?

そもそも、あなたが踊って伝えたいものは何なのか?

あなたが踊る事で喜んでくれる人は誰なのか?

あなたが踊った後に何が残るのか?

俺は、それを考えた。最初からステージからそうだった。

それは、今でも深部に残しながら変加していっている。

だから、まだまだステージに用事がある。

満足したステージなんて一つもない。

踊った後、ビデオを確認する前に見てくれていた人に挨拶代わりにこう聞く。

「どうだった?」

その人が、ニコッと笑えば安心してビデオを見て、ムスッとしていれば不安げに再生する。

 

1週間に一度はそんなショーを都内や関東のどこかでやっていて、半年に一度はコンテストに出場した。

あたりまえ。

何も苦に思わずに毎日練習した。

日が昇るまで、汗をかき、台風や大雪の日ほど練習に身が入った。

なぜか?

 

「それしかなかった。」

 

 

多様化の時代。

生き方をどんな風にもカスタマイズできると言われている昨今。

でもね。

あなたが生きられるのは、あなたというたった一人のあなただから。

血が通れば暖かく、呼吸をすれば体が動き、何かを見れば感動できるあなただから、あなたという生き方は、”それしか”できないんだよ。

今目の前の事に集中して、今目の前の人と共有できる感情。

「よかったよ。」「ありがとう。」

この言葉があるだけで、あなたのダンスは意味を成す。

ほんとうに、ダンス踊っててよかった!

リズムってなあに??

こんばんは!

フリーダムダンサーのCobAです!!

なんと!本庄のジョイフルに”スタクル”の人達が!!

何かの打合せをしている様子!

なんとも、今度はクラブイベントに出るとか出ないとか?!

出るなら見に行こうかなー♪( ´θ`)

 

リズムってなあに??

こんな質問、インストラクターなら一度は生徒から聞かれた経験があるはず。

それぞれ、答え方はいくらでもあると思います。

が、概念をハッキリ伝えられている人は少ないんじゃないのかな?と思ったりもしています。

ここで言うリズムとは、OneとTwoの間全体の事を指します。

“君と僕の間にあるどうしても埋まらない溝。”

なんですwww( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

音楽は、カウントを繋げてその全体像を浮き上がらせます。

人は、人と繋がり人生の全体像が浮き上がってきます。

その”ツナガリ”こそが、リズムの正体なのです。

う〜ん。。。。。。。

と聞こえてきそうなので、もう一丁!

先の様に、カウントを人として捉えたらその間にあるものは、人間関係や絆だったりしますよね!

対象が同じ人でも、人によっては「濃かったり」「薄かったり」「曲折してたり」「遠かったり」しますよね。

これは、人の評価は人によって様々だと言うことですが、この論法で言うとカウントとカウントの間の評価も人によって様々だと言う事になります。

つまり、リズムとは人それぞれ違っていていいという事になります!

う〜ん。。。。。。。

と、今度は音楽知識人から異論が飛んできそうです。

 

 

音楽は、言葉です。

 

 

その土地それぞれで、積み上げられた言語は独特の発音をそれぞれが持つ事になります。

その言語を基に、会話のスピードやイントネーション、緩急や笑いのツボまでが違ってきます。

するとそれぞれの表現が全く違うものになってきます。

やがて、受け側もそれを期待する様になり、時代を重ねて文化となります。

文化は象徴を必要とし、象徴を守るためのプライドは時に衝突をする様になります。

それを繰り返す事によって、言語はさらに独自性を増し、より強いつながりを持とうとします。

それは、言語の枠を飛び越えてもなお、遠い故郷を感じ自分の生きる現実を嘆く唄にも通じていました。

その唄が共感を呼び、同じ思いを持った仲間が集い、みんなで歌い、みんなで慰めあって、みんなで見えない何かと戦いました。

時を超え、そのカケラを頼りに見たこともないリズムを探す旅は、全ての音楽人が”答えの無い”禅問答にスリルや生きがいを感じている。

リズムの虜になっているのではないでしょうか?

 

だから今、俺がリズムに関して分かっていることは、「人とのツナガリ」なんです。

レッスンでは、「OneとTwoの間」だと言っています。

もっと分かって、もっと伝えられたらその人の音楽リテラシーは、遥かに高い位置からスタートでき、音楽をHIPHOPを更に高みに連れて行ってくれるんだと信じ、まずは俺が分かる事を更に深めていきたいですね!

 

 

 

 

 

あー!!!!

真面目な文章!!!!!!

今日もスタクルのリハーサルで、リズムを頼りにコンビネーションを組み立てるのでした♪( ´θ`)ノ

 

【スタクル出演情報!!】

  • 10/7(日)@熊谷ドーム「WakeUP.FES2018」18:00頃
  • 11/9(金)@新木場ageha「DeJaBoo」(ANNYバックダンサー)時間未定
  • 11/11(日)@行田みらい「FruitsBasket.PREMIUM2018」時間未定

3.ダンスを踊る。その前に…

昔、母さんがこう言っていた。

「あんたにはちゃ〜んと保険掛けておいたんだからね!何にもなくて良かったよ!!」

高校時代、北信越地方有数のバレーボール部に所属していたCboAは、”リベロ”として、後の日本代表選手や、Vリーグ選手らが放つスパイクを体全身で受け止めていた。3年になり部活を引退した日に初めて口にした事実だった。

母は、そんなCobAが入部を決めた時点で、保険に入っていたようだ。

強打を受けて腕がヘシ折れたとしても、頭にボールが当たって”パー”になったとしても、最低限の将来を親として保証する為に加入したという。

無論、高校生レベルでそんな大事故はあるわけも無いのだが、毎日必死でプレーしていたCobAはその心強さに終わってから気がついた。

 

 

準備10割

「あそこに行きたい!!」が決まり、「今はここにいる。」が分かったら次は出発!!!

 

 

といきたいところですが、まだまだ出発前にやらなきゃいけない事は沢山あるんです。

“まだやるの〜??”

“もう行こうよ〜。。”

と、子供にお出かけをせがまれても、”歯磨き”がまだだったり、”着替え”がまだだったり、”洗濯物”を干している最中だったら「まだ行けないよ!」と声をかけますよね?

時には、”心”を整えてから出発しなければならない時もあるかもしれません。

何かを始めるにも必要な準備はそれぞれあるはずです。

富士登山ならどうでしょう?

その準備次第で達成度が決まりますし、時には生存率に関わってくるかもしれません。

旅行でも、ハワイに行くのに山手線に乗ったらいつまで経っても東京から出れません。

大切なのは、準備でありその質です。

 

具体化

先に述べた準備を、少しでも怠ったらどうなるのか?

結論。

「辿り着く事は辿り着きます。」

但し、見える世界や得た経験は最初に思い描いたイメージと大きく異なるでしょう。

 

例)

目的【メチャクチャ最高な草津温泉旅行に行きたい!】

イメージ「…大好きな仲間と草津の旅館で枕投げ!…」

準備「とりあえず、職場の上司を誘ってみた。」

結果「草津の旅館で朝まで説教。」

 

“草津の旅”はできたけど、草津のイメージは最悪ですね。

準備を怠ると、ちょっとした事でさえ”なんか違う。”結果となり得るのです。

ではどうしたらいいのか?

どうしたら、思った通りの結果を現実にできるのか?

答えは簡単です。

「具体化」

これこそが、思い通りの結果を現実のものにするカギです。

具体化と聞くと、少々身が引けるというか、現実感があり過ぎて怖くなりそうですよね。

でも皆さん毎日やってる事なんですよ。

スーパーに行く時、片手に握りしめている”レシピ”はありませんか?

または、頭の中に鮮明に映し出されている画はなんですか?

カレーの完成画よりも、ニンジンや、玉ねぎが浮かびませんか?

握ったレシピには、”ニンジン小、2本”と書いてありませんか?

逆に言えば、なんとなくスーパーに行って、なんとなく買った材料で、ハッキリしたイメージの”カレー”が生み出される確率はどのくらいありますか?

皆さん毎日、”夢を現実化”させている天才なのです。

もちろん、具体化だって寝ていてもできるぐらいです。

しかしそれが、生活の枠を越えて、今までの経験に無い事柄を、しかも大切な我が子が始めるダンスに応用が効くなんて微塵も思わないですよね。

でも、応用は効くのです。

そして、”夢”が”明確な目標”になった瞬間から達成へのカウントダウンは始まるのです。

 

明確と不明確

1流と2流の違いは大して差が無いことに気づくことから始まったりしますね。

時にそれは、乗り越えられないぐらいの大差であることなのです。

“夢”を辞書で引くと…

 

ゆめ【夢】

  1. 眠って見るもの。
  2. 現実がもつ不確定なこと。
    • はかなく、たよりがないこと。
    • 現実を踏まえない甘い期待。
  3. 現実のあり方とは別に心に描くもの。
    • 将来実現させたい希望・理想。 「歌手になる―」
    • 《多く「―の」の形で》 現実を忘れてうっとりするような、すばらしいもの。 「―の超特急を走らせよう」
  4. 《「―にも」などの形で、打消しを伴って副詞的に》 たとえ夢⑴の中であろうと。少しも。決して。 「―にも思わない」

 

 と、出てきます。
古い辞書だと、「決して叶わないもの。」と書いてある事もあります。
それもそのはず。
大抵の夢は、夢として存在し、夢のまま終わっていく事が大半だと感じています。
しかし、その裏側で叶っていく夢、叶ってしまっている夢、夢を叶える人も多数存在している事も否定できません。
それを、「現実」と呼びます。
そうなんです。
夢を夢のままで終わらせる人と、夢を現実に実現していく人との差は、「現実感」なんです。
先の”カレー”の話。
カレーが作れない人(学生時代のCobAがそうでした)にとっては、現実感の無いただの空想です。
しかし、ほとんどの”お母さん”にとって、「カレーが作れない」なんて思いもせず。当たり前の事のように、完成図を気分付きで思い描き、到達する時間帯を決め、明確な準備をし、集中的かつ大胆に行動でカレーを達成していきます。
一方、大学時代のCobAは、人参を何本買っていいかも分からず、誰かに聞こうともせず、足りない自分の知識を振り絞り、失敗し、学ばず、臆病になり、最終的には”自炊”という文化までなくしてしまいそうになっていました。
その明らかな違いは何か?
前章で述べた、
“具体化”
に加えて、
“期限”
が、明確と、不明確…要するに叶うかどうか?を分かつ線引きになってくるのです。
カレーの例が分かりづらくなってきたので、例を変えますね٩( ‘ω’ )و
あらゆる”会”の中で、開催し易いものと、開催までになかなか辿り着けないものでカテゴリー分けしてみました。(CobAの偏見込)
[開催までになかなか辿り着けない会]
結婚式、同窓会、挨拶程度の「今度飲み行こう!」など。。。
[開催し易い会]
正月お盆の親戚の集い、会社の定例ミーティング、曜日指定型の積極的なお誘い、お葬式など。。。
いかがでしょう?
時間が既に設定されているだけで、次の行動に移る速度を誰もが図っているのです。
ですから、子供の習い事も期限付き初期目標値の設定が物凄く価値を帯びていると言えるのです。

情熱のこもった目標設定

是非ともオススメする目標設定の方法は、”スポンサー(保護者)が寄り添い、子供の2つ先の目線で、目標のビジュアライズをしてあげる。”
ことなのでは?と感じています。

・始める前に、発表会など入会したいチームのダンスを一緒に見に行き、「6年生になったら…」と話してみる

・「見て見て!お母さんは2週間でこんなステップができるようになったよ!!」と、簡単なステップを動画で先に習得して見せる

・入会したいチームの先生と、スポンサーが一緒に写真を撮ったり、話したり、コミュニケーションを円滑にし、次にあるイベントをスケジュールに書き入れる

これ以外にも、リアルにビジュアル化をする術はたくさんあります。
しかし、その全てが明確な楽観主義で未来を見据える必要があります。
曖昧だったり悲観的だと、それは子供のリアルなビジョンとして将来の構築を狭めていってしまうでしょう。
2つ先の目線でダンスをスポンサーの皆様が捉えて頂けたら、私達インストラクターは3つ先のダンスをみて指導する事が容易になってきたりするのです。
小学生キッズダンサーがダンスを辞めてしまう一つの大きな理由は、次のビジョンが見えなくなる事。
スポンサー、インストラクターが連携していくことでダンスを続けていくことも可能になってくるのです。
ビジョンとは、ダンサーに関わる全ての人の情熱とも言えるでしょう。

中学生

始める前のキッズダンサーは、4歳からできるKIDSクラスをイメージし、同時にそのスポンサーは2つ先のJr.クラスをイメージする。
その時に、インストラクターはまだダンスを始めてもないこの子が、中学生になった時どんなダンスを踊っているのか?を想像しながらじっくりとプロデュースをかけていく事ができます。
そして、その子が実際に中学生になり、MIDクラスを受講するようになった時、彼ら本人達が見ているのは3つ先の未来になっている事でしょう。
「今度は私達の番」
その想いの伝達が、未来を豊かなものにし、さらなる活躍の場に自分の足で踏み入れる事ができる。
私達が伝えているのは、ダンスを超えてストリートマインドです。
文化の伝承。
は、広がりながら洗練されていきます。
その中心点に立っている人の事を、人はリーダーと呼びます。
「やっぱりダンスをやっていたい。」
もしも、一度ダンスを諦めたダンサーがそんな事を口にした時。
・どんなダンスが?
・いつまでに?
・どこで踊りたいか?
そして、
それに対して、
・どんな準備が必要なのか?

 

そんな事を、分からないながらに一緒に考えてくれて寄り添ってくれた経験を持てたダンサーは、大きな力を得る事でしょう。

二度目の出発は、遥かに強く、そして怖いのです。

まだまだ子供の力が及ばない所、経済力と行動力。

まるで、アーティストが作品に集中する為に尽力する”マネージャー”のように、芸能人がその能力を最大限に開花されるよう手伝う”事務所”のように。

私たちは、ダンサーのご両親の事を”スポンサー”とお呼びしています。

StartUP!!studio MID HIPHOPクラスでは、“自己表現”としてのダンスを理解し、“人に喜ばれる喜び”を知る。振り付けを中心に、“魅せる”ステージングを学ぶ。クラスです。

 

さあ、準備万端!!遂にダンスを踊り始めましょう!

次回、「4.ダンスの定義」にて詳しくお話しします!

 

執筆:CobA/StartUP!!studioオーナー、プロデューサー、ダンサー、インストラクター

経歴:延べ200名を超えるキッズダンサーを指導し、数百件の実例を経験。プロデュース業としての指導を実践し、

"自ら踊り、自ら学ぶ"

ストリートダンス本来の姿をキッズダンサーとそのスポンサーに示し続けている。

ダンスビジョンは「ダンス王国」

ダンサーコンセプトは「踊り続ける」

指導歴、16年目。

興味は宝なり。

こんばんは!

フリーダムダンサーのCobAです!

今日は嬉しい事がありました!!!!!!

今日のJr.クラスのレッスンの前にある女の子が、質問を紙にまとめて持ってきてくれました!

「あ〜!!この時の為に俺は勉強してきたんだ!!」

と、しみじみ感じてその質問に答えました。

 

質問は以下の通り。

1、ストリートダンスとHIPHOPダンスの違いは?
2、HIPHOPダンスなのに、ブレイクダンスをやるのはなぜ?

んー!!いい質問!!!!

 

この質問を見て、インストラクターの皆さんは”答えられるかどうか?”よりも重大な事に気づかなくてはなりません。

 

 

1973年。アメリカ、ニューヨーク、ブロンクス、サウスブルックリン地区。

いわゆる”ゲットー”。

HIPHOPと呼ばれるのは、まだ後の事。

彼らは、その遊びのど真ん中に身を置いていた。

日本で言うところの、高校生からハタチ前後。

いいところは、公園?に集まり、全て持参?でパーティーをして楽しんでいたという。

日本なら、健全な感じな好青年達に感じるかもしれない。

でも、そこはゲットーだ。

生半可に生きている者なんて一人もいない。

毎日がサバイバル。

食うか食われるか?の前に、生きるか死ぬか?

そんな中で、唯一の楽しみが友達と集まり、一つの共有物に自分を感じる事。

後に、HIPHOP(ノリノリでイケてる)と呼ばれ、全世界に底辺からのカウンターを喰らわせた。

今やHIPHOPと言ったら、洋服屋さんでかかり、フィットネスクラブでかかり、テレビの一般向け番組のBGMにだって使われている。

当たり前すぎて、空気みたいな存在になりつつある事もしばしば。

でも、それも彼らが望んだ事。

 

Peace

Unity

Love

HavingFun

そして、Knowledge

HIPHOPというお届け物を開ければ、もれなくこの5点セットが入っている。

すでに、世界に振りまかれたときには、この最強パックが完成していた。

しかし、転送を重ねた結果、このHIPHOPというダンボールの中には、何一つ入っていない事も珍しくない時代になってきた。。。もしくは、そんな予感がしているのは俺だけかもしれない。

 

俺がHIPHOPを感じ始めたのは16年程前からだ。

そんなに遠くない過去だ。

そもそもHIPHOPなんて、聞こうとも思わなかったし、俺の人生に関係ないとさえ定義してた。

高校生の頃から地元のクラブには出入りしていたが、当時の俺は”トランス”が主流で、情報不足(当時はインターネットも不十分)からか間違ってHIPHOPのイベントに押し入った事もあった程だ。

とにかく騒いで暴れまくるトランスに比べて、当時、地方のHIPHOPは酒を片手に壁際に立って動かないことから、俺たちは”つくしんぼ”と叫んでいた。

だから、大学でHIPHOPに出会った時、受け入れがたく、拒んだ。

だけど、HIPHOPはそんな俺にピッタリだった。

大学進学の目的”教員免許”を早々に諦めた俺は、ヒマを持て余していた。

“トランス”の友達からも度々連絡は来るものの、そんな連絡さえうざったく感じ距離をとっていた。

そんな時、HIPHOPとダンスが俺を支えた。

大学のダンス部に面白い先輩がいて、その先輩の家に入り浸った。

夜から朝はゲーム。

昼は睡眠。

夕方から踊りに行く生活。

そこで聞く日本語ラップはどれも俺の心に突き刺さり、次第に身も心もHIPHOPになっていった。

俺の一番好きなリリック

 

「一度掴んだベースボールバット、投げたらゲームオーバー。」

-DJ YUTAKA feat.ライムスター/サクセスのひみつ

 

これを聞いた時、俺は「ぜってえ離さねえ。」と心に誓った。

 

1973年。

彼らの中で誰かがそう思ったのと同じく、20歳そこそこのCobAはそのビジョンに深く共鳴した。

 

それが、今俺がダンスを踊り、HIPHOPを伝える根源でもある。

 

これは、誰になんと言われようとも不変的な俺を構成する要素だ。

「どんな人でもHIPHOPを理解でき、その人生のプラス要素として捉えることができる。ただし、HIPHOPに偏見を持たない人にのみ有効である。その人はまた、HIPHOPの中に漬物のように浸されることで理解できる。俺のように。」

 

将来を悲観視される昨今。

残念ながら、その展望は現実化して行く傾向にある。

そんな中で生きる子供たちにこそ、HIPHOPという文化は理解してもらいたい無形重要文化財だと感じている。

 

そんな事を理解したストリートアーティスト達だけで作るステージ

「ANNY LIVE」

は、台風が去った明日、7/29(日)16:00オープンです!