たった9%。

こんばんは!

ダンステクノロジー推進委員会のCobAです。

タイトルにもある、”たった9%。”

これは、なんの数字だと思いますか?

答えは、OECDが加盟国37ヶ国を対象に調べた「9-10歳 学校の課題のためにデジタル機器を利用しているか?」の日本のデータです。

トップのオーストラリアは70%で、平均値は50%あたり。

当の日本はダントツの最下位の9%。

私の友人でNewStyleHIPHOPの師匠のKentは、ハワイで活躍するダンサーです。

ハワイ州は外出が抑制されている事に加え、島国であることからかなり厳しい現状がSNSから伝わっています。

そんな中、彼はオンラインを見事に使いこなし、毎日のようにオンラインレッスン を多数の生徒と成功させています。

そのクオリティーは、見ている私が目標にするぐらい鮮明で輝いています。

もちろん、日本とそれを比べる気はさらさら無いのですが、今現状で行われている日本のオンラインレッスンとは教える側も学ぶ側も全く環境が違うのです。

冒頭で述べたように、国内の基礎教育でのオンライン環境でさえ世界の足元にも及んでいない状況で、個人経営スタジオが何が出来るわけでもありません。

ですが、進まずして先は無いのも事実です。

「またリアルに戻ったら、オンラインは必要なくなる。」とでも言いたいがごとく、自治体や政治はオリンピックの派手な演出に活路を見出していたでしょうか?

リアルが無くなるなんて思いませんし言いませんが、OECDがなぜこんなデータをお金と人力をかけて集積したのか?を考えると、合点がつくところが見えてきそうです。

時代の変容期は、どうしても画一化をしたくなるようで、これまでのアイデンティティーを負の資産と言いたくなったりもします。

ですが、私としてはリアルでしかできなかった事がものすごく貴重に感じ、リアルでできなかった事が可能性に感じるのです。

どちらもハイブリットに捉え、双方向からのアプローチが必要になる時期になるのではないか?と捉えているのです。

例えば、仲の悪いどちらかに加担した後に、相手側の言い分に納得してしまうことは誰でもあることでしょう。

どんなことも、双方に光と影が存在するのです。

それを補完しながら生きてきたのは紛れもない”人類”です。

今、そんな時期がやってきているように感じます。

“たった9%。”

“たった10%。”

にする事が、果たしてどんな可能性があるのか?

もしかしたら、家庭で悩むあんな事や、健康で悩むこんな事、人間関係で悩むそんな事まで、解決出来るシステムを得る事が出来るかもしれません。

ただし、変化はいつだってドラスティックに訪れます。

黒船来航や条約締結など、今までの当たり前がありがたく感じるようになる。

それも一瞬で。

まるで、誰かの死を目の当たりにしたときのように。

こうしておけばよかった。ああしておけばよかった。

色んな思考が頭の中を行き来するでしょう。

だから、今に生きながら、過去に感謝しつつ、未来の準備をする。

数年前、ある女性からこんな言葉をもらいました。

「あなたがここに来たことに意味がある。」

新しい場所に自ら進んだことを称賛してくれた言葉でした。

今も彼女は天国から見守ってくれていることでしょう。

心から尊敬し感謝します。

I would like to express my sincere condolences.

Thank you. Kiyo Shinomae.

リズムはメンタルに良い??

こんばんは!

ダンステクノロジー推進委員会のCobAです!

自粛生活が長引く中、どうにか自分や家族の健康レベルの引き上げがしたい!って毎日努力してる方が多くなってきていますね。

医療に携わっている人たちに感謝しながら、自分達にできることを毎日少しずつ全員がやっている事でしょう。

そんな中、欧州などで取り沙汰されているのが「メンタルヘルス」ではないでしょうか?

日本でも例外ではなく、ここ最近メンタルに関わる残念なニュースが報道されているように感じます。

非常事態の中、メンタルヘルスの重要性は皆さん周知の通りでしょう。

WHOが定義している「健康の定義」では、

  • 身体的健康
  • 精神的健康
  • 社会的健康
  • 霊的健康

の4つがハッキリと定義されています。

このバランスが整ってこそ健康でいられるのです。

その中でも”精神的健康”は、自身でコントロール可能な分野になります。

しかし、それ故に難しいのが常です。

短調リズム性運動

連続した一定のリズムの中での運動を”短調リズム性運動”と呼びます。

簡単なところでは、食事の咀嚼や歩行、制御された呼吸などがそうです。

実はこの運動が、メンタルに大きな影響を及ぼしている事があるのです。

幸せを感じたり、落ち着いたりする一つの要因に脳内の神経伝達物質”セロトニン”の分泌が挙げられます。

セロトニンは、”トリプトファン”という必須アミノ酸(体外摂取)から合成されます。

まず、食事でトリプトファンをしっかり摂取する事が大前提ですので、肉や魚などを率先して食べる事が大切です。

カロリーなどが気になる場合は、植物性のプロテインを用意するのも手でしょう。

このリズム運動を行う事で脳内のセロトニン濃度が高くなる事が分かっています。

その他にも規則正しい生活をしたり、日光を浴びる事でセロトニンは分泌されます。

自分でコントロールできることとしたら、リズム運動が最適ではないでしょうか?

リズムといえば「ダンス」でしょう!!

しかも、交感神経を刺激するような激しいリズムではなく、ゆったりと安心するようなリズムで副交感神経を優位にしていく事が大切です。

例えば、アフタービート(一拍置いたテンポ)で揺れるように踊るスウィングや、筋肉を軽く弾くように踊るポップは、一定のビートを感じながらゆったりと動く事ができます。

ダンスの基礎と知られるダウン・アップでも同じような事が言えるでしょう。

もっとも、音楽に揺られながら体を動かすことは、学術記事がなくても気持ちいいことは私が一番知っています。

さらに、一緒に躍っている仲間や参加者がいることで、自然とコミュニケーションが起き、笑いあったりすることでNK細胞が活発になることも期待できます。

幸せで楽しい時間。

それがダンスなのです。

メンタルを整えるのに、ダンスのリズムを使って毎日清々しく過ごしましょう。

スタジオでは毎週土曜日に、ヨガとダンスを通して本庄の皆さん、フォローしてくれている皆さんに”健康二次被害”を予防する運動動画をフェイスブックにて無料配信しています。

ページ下部にSUP!!のフェイスブックが表示されていますので、いいね!して一緒に健康ステイホームしましょう!!

また、オンラインでのレッスンも2クール目を迎え好評頂いています。重ねてチェックもお願いしますね^ – ^

↓家をクリックで、詳細ページに移動します。↓

SUP!!自信のオンラインレッスン

皆さんが健康であることを切に願います。

これから…しかない!

こんばんは!

ダンステクノロジー推進委員会のCobAです!

やっと先が見えてきた。

以前から見てきた少し先の未来。10年ほど前から教えてもらっていた今が、今日ここにやってきた。

大幅な進路変更があったけど、どうにか行き着く場所。”ダンサー王国”に辿り着きそうな予感がしてきた。

この数ヶ月で、数年先の未来にタイムスリップを全員が余儀なくされた数ヶ月。

まだ時間があると勘違いして、構想段階で目の前の事だけに執着した自分を反省する。

そういえば、あらゆるメンターから同じ話を聞かされていたのを思い出し、強烈に実感した。

まだまだ始まったばかり。

今、全員が同じスタートラインに強制的に立たされ、一斉にスタートの合図を聞いた。

前を向いて走り出したと勘違いした人。後ろ向きに全速力で走り出した人。隣の人のスタートを今か今かと待っている人。スタートの音を聞き逃している人。

あらゆる人がいる中で、誰一人として間違っているなんて分からないし、合っているのかすら分からない。

それが、産業革命。

大枠、今までと同じ物は全くありそうもない。

これまで学んできた知識はおろか、絶対的だった経験さえも全くフェーズが違う。

今はまだ、序盤の”じょ”だから、大きく変わりはしないが、恐らく半年たったある日に、もう戻れないほどの違う景色を見ることになりそうだ。

それが心地いいものなのか?そうではないのか?

は、その時の感情によると思う。

村の時代を生きるには、村を知る必要がありそうだ。

18歳で村を出て18年と10ヶ月。

村で過ごした時間を超えたのは、長かったのか?短かったのか?

その5年後には、東京のありとあらゆるクラブでショーに出た。当時、聖地と呼ばれた渋谷の大きなクラブには大体呼ばれて出たと思う。

村に住んでいた頃には、全く想像もしない未来だった。

その後、Rickyさんに出会い、Kentの指導をもらい、ダンスの概要がくっきりと見えてきた。

そんな頃に、スタジオを持ちたい気持ちから、経営者のメンターに恵まれ、ゼロからではなく、マイナスから多くを学ばせてもらった。

「どんな時代も、キミの姿勢だ。」

難しい事なんか一つも無かった。

むしろ、禅問答のようなたった一つの問いに、飽きたりしたこともあった。

だからこそ今、雲で霞んだその先に、たった一つの背中がおぼろげに見えてきた。

これから起こる事。

それは、それぞれが見ようとするべき事柄なんだと思う。

もしかしたら、人それぞれ違った未来があるような気もする。

全く違った未来に突入している今。

試されるのは、自分の足を進める指針。

人生の中間決算を。

これからをどう生きるのか?

特に全ての指導者は、それを見据えている必要がある。

もう一度言うけど、今までと同じものは全くありそうもない。

苦渋。その先に。

こんばんは!

ダンサープロデューサーのCobAです!

この度、スタジオを休講させる決断に至りました。

何度も意見交換を重ね、関係各所との連携の上、下記の判断に至りました。

新型コロナウイルスに伴う 臨時休業等決定のお知らせ

たった一週間の休講。

されど一週間の休講。

今回の件に関しては、色んなチャンネルから情報収集し、政府、行政の判断と、スタジオを取り巻く環境など、あらゆるケースを想定した結果、メンバーの皆さんのリスクを少しでも軽減したいと考えた結果です。

本当は、こんな時こそダンスの力が周りのヒカリになる。

今でもそう信じています。

だからこそ、CobAの直営チーム”StartUP!!dancers”のPVを早急に撮りました。

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StartUP!!dancers PV “GiveMyEnergy” from Yuta Kobayashi on Vimeo.

メンバーの皆さんのチカラに少しでもなれば幸いです。

コロナウイルスの発生で急速に世界が変わりつつある。

パラダイムシフト。

パラレルワールド。

シンギュラリティ。

こんな言葉が数年前からよく耳にするようになっていた。

だけど、”感染症”を理由にそれが加速度的に音を立てながら変わっていくなんて、一体誰が予測しただろう。

少なくとも、一般教養しか無い自分には全く予想もつかなかった。

当面の間、この感染症による影響は世界に爪痕を残しそうだ。

雲が晴れた後には、一体どんな世界が広がっているんだろう?

日本では、黒船がやってきた後、ちょんまげが無くなった。

長い間当たり前だった歴史が、一瞬にして変わったのだ。

玉音放送の後、国民の生き方は180度変わり、今までの日本では全く考えられない日本が建国された。

このように、何かが変わる時は、その前後では表と裏が逆転するほどの変化が起こる。

国民の健康を守るとされた”病院”は、今や最もリスクを抱えた場所となった。

病院に行かない方がより健康なのだ。

楽しく友達と触れ合い、手と手を合わせてコミュニケーションをとる前には、何かしらの壁がそびえ立っている。

何かしらが変わっていっているのは、誰でも想像がつくだろう。

ハッキリ言って、この10年間人の何倍も勉強してきた。

そんなに簡単にこの世の中を、裸一貫で渡っていけるなんて思えなかったからだ。

だけど既に、その知識もこの数日で社会が追い越していった。

悩み、苦しみ、模索する。

それが、人間のあるべき姿なのか?と感じたりもする。

未来を想像すれば霞むし、今を考えれば頭痛がする。

過去に浸って生きれば、生ゴミのように腐っていくのは承知の通りだ。

過去の常識の中に、未来はない。

きっと、こんな時代の境目に生きた人たちはそう多く無いハズだ。

そして、これからの世界はきっと、変化しない方が常識外れになるのかもしれない。

既に準備が整っている”5G”。

新たなジェネレーションが活躍する時代に突入するのだろう。

昭和の終わりに生まれたCobAにとっても、理解し難い社会構造になりそうな予感がする。

だから、ハッキリとこう思う。

「共に生きよう。」

世代を越えて、時間を越えて、経験を越えて共生していく世界がそこまで来ている。

誰が上、誰が下の概念がなくなり、できる事の価値とできない事への創造性が個人を越えて、可能性を生む。

そんな世の中の入口に立っているんだと、今理解している。

きっと、この先に待っている風景は壮大で、美しく、より清らかなのかと想像すると楽しみだ。

その為に、今のこの苦境をちっちゃな集落の力で戦い抜き、新しい時代の扉を多くの手でこじ開けたい。

SUP!!はそんなコミュニティーを創造し続ける。

そんなコミットメントがSUP!!メンバーの心に届いただけでも、自分が踏み出す一歩の価値があるのだと、自分に言い聞かせる今日この頃。

既に、みんなの力に支えられ立たせてもらっているのだ。

私たちの仕事について

こんばんは。

ダンサープロデューサーのCobAです!

スポンサー懇親会巡業!

花園、児玉、本庄それぞれの地域に出張です!

水で乾杯申し訳ないm(_ _)m

でもでも、子供を思う気持ちが”ダンス以外”の側面を通じてひしひしと感じてましたよ!!

俺自身の性質上、スポンサーの皆様”全員”とお話したい気持ちがありますが、それぞれご予定の多い中、集まって頂いた皆様には感謝の一言しかありません。

ある意味での、”社内プレゼンテーション”に似たスタンスでこれからのスタジオ展望をお話させてもらっています。

残念ながら出席できなかった皆さんにも、どこかでお話させていただきたい内容です。

現状、こういった形でしかコミュニケーションが取りづらくなっている状況と、キッズの成長に関わる新クラスの提案についてがメインの話です。

それでも、一番勉強にさせて頂いたのは、皆さんの子供に対する視線や態度でしょう!

私たちは、もちろんのことご両親の影響力には到底及びませんし、それを越えようなんて一ミリも思っていません。

与えてもらった限られた時間を使って、一人でも多くダンスを通した素晴らしい人生に気づいてもらうのが最大の仕事だと捉えています。

単純に”上達する”だけではなく、個々の能力と夢に応じて継続する価値観と、自己を尊重し周りを尊敬するコミュニケーション能力の必要性に一つでも気づいてもらったら嬉しいのです。

なぜなら、私たちは”ダンサー”という限られたライフスタイルを実現した中で、180°変化できた考え方を身につけ生きています。

現代社会。マイノリティーの重要性が市民権を得た中で、ダンスという媒体はその多くを実現する数少ないツールの一つになると信じています。

そんな中、絶対にしたくない結果が私たちの中にはあります。

それは、

「ダンスに出会わなければよかった・・・」

です。

それは、私たちダンサーの共通の課題です。

中でも、人間的な後悔は最悪のケースでしょう。

もちろん、人間ですから相性は存在することは間違い無いでしょう。

しかし、相性というものは心遣いによってなんとでもなるものでもあります。

要するに、人間の真意での話です。

人が生きる社会は、信頼関係の上で成り立っています。それも善良な信頼関係です。

クレジットカードが良い例です。

契約者の支払い能力を、クレジット会社が信頼して買い物ができるシステムですし、その前身の手形も同じような構造をしています。(専門家の皆さんのコメントは受け付けません( ✌︎’ω’)✌︎)

仕事をする会社の雇用だって、全ての新人の能力が開花し、社会に貢献することを大前提の下に指導し研修します。

誰も、鼻から裏切られるだろうと思っていないのです。

裏切るとは、心切ることです。

心のつながりを切られて、平然とできる人はいないんじゃないか?

と思います。

まず、それには心を分かることです。

自分の心を分かることです。

元の話に戻します。

「ダンスに出会わなければ良かった。」

とメンバーの誰かが思ったとします。

それは、”ダンス”という言葉を通したアナタなのです。

私たちは、”ダンス”というツールを使って仕事をさせてもらっているただの人間です。

裏切ったのはアナタなのです。

アナタはその事に気づいているのでしょうか?

気づくことなんてあり得ないでしょう。

残念ながら、その言葉は全くアナタには届かずに消えていきます。

アナタには全く変化できるチャンスがやってこない事になります。

共通する点は、あまりに子供で、あまりに頑なで、あまりに攻撃的である事です。

強い言葉や仕草を使って、さも優位者であるかのように装うのです。

それもまた、自分自身が嘘で固めているから変化できるチャンスを失っていきます。

そんな人は変化できないまま大人になって、無難に済むはずだった問題に気づかずに、いつの間にか災難になって現れるのです。

「今やれば後で遊べる。」

ある生徒に話した言葉です。

その言葉の真意は、「今やれば…」の連続性が人生だという事です。

人生には、遊んでいるヒマなんてないのです。

“今”ある結果、もしくは”未来”に待っている結果は、”過去”にしか原因はありません。

3次元の世の中では、過去に戻ることは不可能で、”やり直す(コンテニュー)”はあり得ません。

一発勝負の真剣勝負だから人生は華やかであり、尊く、残酷なのです。

アナタは今、心の底からその半生に感謝できますか?

まさか、”魔が指した”なんて言い訳が通るとでも思っているのですか?

何度も過ちを繰り返しているのなら、それは悪魔のせいではなく、悪魔に似たアナタのせいです。

この仕事は、純粋に音楽を楽しみ、純朴に体を揺らせる人にしか続けられません。

もしもこれから先、アナタ自身が「ダンスに出会わなければ良かった。」と口に出しアナタ自身に後悔することがあるならば、今すぐにこの場を立ち去って欲しい。

子供を思う親の愛を前に、人を簡単に裏切り、傷つけるアナタの存在はあまりに卑劣すぎる。

体の傷は伝染しないが、心の傷は伝染します。

私たちは心(ウラ)で繋がっているから。

本気でダンスを教え、本気でダンスを踊るとは、上手くなるかどうかの前に、自然と心が繋がること。

人の為に涙も流れるし、喜びもする。

人を想い尊敬し、自信を尊重できること。

それがダンスコミュニケーション。

技術なんかは、時間をかければいくらでも上達する。

上手くさせてはいけない。自ら上手くなること。ゼロからイチを生み出していくこと。

それにこだわること。

ダンス道。

先輩を見れば、どうなったらいいかすぐに分かる。

人に熱く、人に優しく、人に強い。

ダンスを仕事にするとは、人と仕事をしていく事に等しい。

メンバー様も、生徒も、スタッフも、同業者も、提携者も…

私たちの仕事とは、人と生きていく事に等しい。

「ダンスに出会って良かった!」

など、当たり前の結果です。

仕掛ける人。仕掛けられる人。

こんばんは。

ダンサープロデューサーのCobAです。

今年、初のブログになります!!

この1ヶ月半、何してたかって言うと・・・

だいぶもだいぶ!!学ばせてもらってました!!!

それも、急展開!!超ハイレベル現象!!ほぼ超常現象です(๑╹ω╹๑ )

5名の経営者の方とふか〜いお話させて頂いて、合わせて80年以上の経験値!!

そしてそして!

見えてきた共通点!!

「信頼」

全員が全員、口を揃えて言っていたキーワード!!

事業を起こして、10年以上経つ俺ですが、彼らとはレベルが違う!!

越えてきた壁が違う!

選択する答えが違う!

反応する速度が違う!!

そして、規模がぜんっぜん違った!!

ただ一つ、同じだった事が「信頼」についての認識。

恐らく、一般的に?プチ企業的に?昔の俺が感じていた信頼の定義ではなく、かなりプレッシャーが伴う信頼の定義。

それを、笑顔で即答するその姿を見て、「あーよかった」と安心した訳ですよ。

全員が俺の夢だった。

店舗経営、複数事業、土地管理、コミュニティ事業、コンサルタント事業・・・

全てが仕掛ける側からの目線で、仕掛けられる側にプレッシャーを与えない。

その分の責任を自分が背負う。

サムライに近い感覚なのか?

“二言の無い”雰囲気が漂うオーラ。

その割には飄々とジョークを飛ばし、平然とコミュニケーションを止めない経験値。

半世紀後、そんなオヤジになってたいなって、本当にそう思う。

だって、将来に俺みたいなヤツが急に目の前に現れて、「お願いします!!」って頭下げられた時に、カッコよく答えたい!!

誰に何を言われようとも、動じない心とそれに伴う実績を!

例えば、コロナの件で、WHOがコロナの件で叩かれていたりするけど、実際にその人達じゃ無いと分からないことの方が沢山だと思う。

時間経ってみたら、自分の知識の無さが恥ずかしくなってしまうような発言や行動はしていないか?

特に、”指導”を生業としている人達なら一般教養に加えて、自分の社会的位置付けを理解することが大前提になってきているように感じる。

IQの時代、平成の初頭に伸びたダンス界も、今やEQを経てNQの時代。

結果論から経過論へ、そして前提論。

この30年で、この世の全てのプロジェクトは大きな変貌を遂げている。

でもまだ、教えられた過去のイメージそのままに、色んなプロジェクトが動いているように思う。

5人の経営者は、こんな事も言っていた。

「できる限りのことはやってやる。だけど、最後は自分自身だ。」

誰かが立てた城になど、住み着くつもりは毛頭無い。

Shinjiさん

こんばんは!

ダンサープロデューサーのCobAです!

むかーし、小学生だったか?

親父と一緒に「元気が出るTV」の”ダンス甲子園”というのを見ていた記憶がある。

薄ーい記憶。

肩が張った、三角の服を着てお兄さん達が踊って騒いでいた記憶。

山間の村に住んでいた俺にとっては「衝撃!!」とまではいかなかったが、「TVの世界には、面白い人がいるなー。」

今風に言えば、バーチャルな世界の出来事で、無関係なTV番組だった。

時は経ち、20歳を過ぎた時のこと。

ショーに出たイベントで、”LL Brothers”とうユニットがLIVEをしていた。

仲間から、「ダンス甲子園出てた人だよ!」と教えてもらった。

その時に初めて、過去の記憶と今の自分がつながった瞬間だった。

Shinjiさんとの出会いは、何を隠そう師匠のRickyさんが繋いでくれた縁だった。

「俺の後輩でシンジってのが、東京でちゃんとしたイベントやってるから、お前はそこに行け。」

!!!!!!!

「それは、HotPantsですか?!!!」

久しぶりに全身が起立した。

HotPantsといえば、全国から世界で活躍するストリートダンサーが集まるイベントで、年に4回も開催されている超老舗イベントだったからだ。

もちろん、その主催者IMPERIAL JB`s”Shinji”という名前は、師匠が言うまでもなく想像がついた。

その時には既に、ダンス甲子園が自分達に与えてくれた環境を理解していたからだ。

ダンス甲子園 第3会大会で優勝を飾ったインペリアルは、その後ダンス業界に大きな革新をもたらした事でも有名だった。

そのメンバーであるShinjiさん。

過去にレッスンに出るチャンスもあったけど、尻込みして出られなかったのが今の後悔だ。

すごく端的に言うと、”ダンスを取り巻くあれこれに対して、ほとんどを経験してきた人”なのだと直感的に感じている。

あたりは柔らかく、丁寧な言葉を使い、目の前の人に寄り添ってくれる。

Shinjiさんから見たら、どこの馬の骨とも分からない俺に対して、すごく親身に話をしてくれた。

それは、3度HotPants(Shinjiさんがオーガナイズするイベント)にお世話になっている時にも伺えた。

一般ダンサーよりもゲストダンサーの方が多いように感じるイベントの真っ最中でも、気さくに写真に応じて下さったり、足を止めて話してくれる姿勢。

俺もイベントをオーガナイズするけど、顔見知りのゲスト1組でもイベント中は余裕が無い。

更に、スタジオを経営しながら、年4回の国宝級イベントを開催し、10周年のアニバーサリー発表会も同時期に成功させている。

俺が、スタジオに伺いたいと心から思ったのは、その発表会をフェイスブックで見た事だった。

「幸せそう。」

一枚の写真からそう感じた。

だから、経歴も年齢も”中堅どころ”の俺が、日本を代表するダンサーで、10年を越える経営者で、イベントオーガナイザーで、家族を持つShnjiさんの話を聞きたい!と、そう思った。

スタジオに着いて目に飛び込む”グラフィティー”

もう、これだけで満足だった。

答えは決まった。

「こうなりたい。」

そ意外に言葉は無い。

そんな事を思いながら、出迎えてくれたShinjiさんとシェイクハンド。

中に入って、話が始まるなりShinjiさんの口から、「一緒だよ。」

その言葉にどれだけ安心し、どれだけ感謝したか。

それは、Shinjiさんの言う通り、その状況にある者にしか分からない。

ポスティングの話。

レッスンの考え方の話。

協力してくれるインストラクターとの話。

全てが、自分の姿勢の話だと受け止められた。

Shinjiさんの話がわかる!!

同じように考え、同じように生きている!!

もちろん、質や影響力にいては雲泥の差があるけど、俺の生きていく先にはShinjiさんがいてくれていると、勇気づけられる数時間だった。

SUP!!は、きっとこんなスタジオになるんだろうな。。。

と、思い描けた勉強会でした。

Shinjiさん、SCOOBY-DOO!!

ありがとうございました!!

3/8(日)のHotPantsもよろしくお願いします!!!!!

明けましておめでとうポスティング!!

こんばんは!

ダンサープロデューサーのCobAです!

明けましておめでとうございます!

2020年!どんな年にしたいでしょう?

実は、この年末の過ごし方でもうすでに2020年は決まっているって知っていましたか??

2020年は2021年の準備の時期です!!

準備しましょー(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

ということで、約半年ぶりにポスティングを敢行したお正月です!

ポスティングはいいですねー★

自分で作ったチラシを、一軒一軒お届けするたびに、「見ないで捨てちゃうんだろーなー」とか、「見ても興味少ないんだろーなー」とか「電話かけるのに凄く勇気がいるんだろーなー」とか、色んな皆さんの表情を想像してお配りできるんです^ – ^

だから、体験に来て頂いて、実際に顔を合わせて、同じ時間を共有できた人達には、スタジオの扉を潜った瞬間にハグしたくなる気持ちでいっぱいになるんです!

その人のダンサー人生のスタートを一緒に共有できる!

それがインストラクターの醍醐味でしょう!

ハッキリ言います!

上手くなる奴はどんな環境下でも上手くなる!

リバプールに移籍した南野選手が、最良の環境下で育ったことは誰でも想像がつくでしょう。

では、事細かな葛藤や悩みは私達に想像できるでしょうか?

一番近くにいたはずのご両親でも想像だにしない葛藤や悩みがあったのではないでしょうか?

ただ、そこには技術的、マインド的に背中を押してくれる指導者と、全てを包括してくれるご両親がいただけです。

ある日、師匠のRicky氏に強い口調で私の指導方針に苦言を頂いたことがあります。

「おまえ、全部やってやろうとしてないか?教えるっていう意味わかってるか?」

その言葉にハッとした私の頭の中には、自分が成長できてきたシーンが走馬灯のように浮かんできました。

その全てが、悩み、時には涙を流し、誰にも気付かれないうちに解決してきた事例でした。

師匠がおっしゃいたかったのは、”こうなりたい!”と心と頭と体の全てで感じる、虚脱感のことだったんじゃないか?と今では思えます。

劣勢に立たされた時、あなたはどう感じますか?

諦めますか?

誰かにプラモデルを作ってもらっているのでは、その誰かがいなくなった時には、大好きなプラモデルは作れなくなってしまいます。

ダンスで言えば、「踊り方」ではなく、「感じ方」なのです。

踊り方は、どこに行ってもほとんど同じように教えてくれます。

親切な先生であれば、その全てを手取り足取りやってくれます。

それは素晴らしいことです。

私も以前はそうしていました。

おかげで、多種多様なプロダンサーを輩出できています。

しかし、私ほど感じながら踊れる人がそばにいるかと言えば、17年やって弟子のCON先生だけです。

もちろん、師匠のRicky氏にかかれば、世界を席巻するダンサーに成長することだってザラです。

そんな師匠はこんな事も言っていました。

「元々ダンスを踊れるヤツを上手くするのは簡単だよ。」

この言葉には、お互いの見えない努力が数え切れないほどあるのは承知の通りですが、いわゆる”スーパーダンサー”を数多く輩出してきた人が”簡単”と言うには理由があると感じています。

その根幹にあるのが、”ダンサープロデュース”です。

その言葉を裏返した時に見えてくるのは、「元々ダンスが踊れないヤツを上手くするのは難しい。」という事でしょう。

スキーのインストラクターも、初級クラスはそのスクールの責任者が担当する事が多いと、ライセンスを得ている人が言っていました。

インストラクターの醍醐味とは、初めての人をどう上手くしていくか?が重要ポイントだということは、数多くの習い事でも共通の認識のようです。

では、なぜ上手くなるのか?

が大きな疑問になってくると思います。

それは、一言で済みます。

“基礎が十分に学べているか?”

だけです。

基礎とは原子の事です。

形あるものはみんな、原子にまで因数分解できます。

“宇宙”がなんでもできるダンサーだとしたら、基礎は”原子”です。

ダンスで枠組みをとったら、基礎とは”骨格”であり、”筋肉”です。

では、4歳の子に解剖学から教えられるのでしょうか?

無理でしょうね(^ ^)

園長先生を長らくしていた、私の母はその答えとして、”意識付できる声かけ”と回答しました。

そうです。

インストラクターの本質とは「言葉」なのです。

先に話した師匠の私に対する声がけを思い出してください。

恐らく、師匠は私の経験値を予測し、私が発想するだろうイメージに向かって、必要最低限の抽象度を保った声がけを無意識の内にしてくださったのです。

私は、まんまとそれにハマり、すぐさま思考していたのです。

そこから見え方の全てが変わったりもしました。

そしてそれは、一生揺らぐことのない確信になったのです。

技術でも同じ事が言えます。

私は師匠からそれを会得し、レッスンにて実践しています。

各レッスンに参加されている人達に聞けば「そうだ」と答えてくれるでしょう。

全ては”考え方”なのです。

ストリートダンスは特に、机上での勉強も今の時代必要ですが、一番は”ストリート”で何を体験し、何をえてきたのか?」

でダンサーの質は変わるのです。

ここで言うストリートとは、単に道や屋外で踊ることだけではない不確定な部分を言います。

現代社会では、そのストリートの部分を実体感するのは難しくなっています。

特に子供の場合は皆無でしょう。

1900年代の最大の技術的発明は”電気”でしたが、文化的発明は”ブラックミュージック”だとも言われています。

要はストリートカルチャーです。

現在iTunesの人気になっている曲は、世界中どこでもブラックミュージックが基調となっています。

今では、黒人がグラミー賞やアカデミー賞を受賞することも当たり前ですが、ほんの半世紀前までは、黒人は差別の第一対象になっていたぐらいの社会構造でした。

それをひっくり返し、世界を一つなぎにしたのは、ブラックミュージックでありブラックカルチャーなのです。

誰に何を言われるわけでもなく、強制されたわけでもないこのカルチャーは、混迷を続けるこの日本には必要不可欠な存在です。

特に、これからの未来を担っていく子供達には、ダンス以上に伝えていく必要とその価値があると信じています。

一見見分けがつかない”天然マグロ”と”養殖マグロ”のように、ストリートダンスも、二局している面白い時代だと感じます。

日本HIPHOP第1号の”Harucalloway氏”は、HIPHOPが日本に入ってきた時の状況をこう言っています。

「インテリ達もこぞってHIPHOPを取り入れようとしたが、結局理解できたのは、劣等生だけだった。」

その劣等生達が、今の業界を引っ張っていっているのは言うまでもありませんが、ストリートは学ぶものではなく、身をもって体感することなのです。

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寒い日も、暑い日も、何食わぬ顔で現場に集まり練習した。

チームと言えどライバルで、差をつける為に、一人で必死に練習した。

だけど、泣く時も笑う時もいつも一緒で、怒る相手も一緒。

まるで兄弟かのように、練習場所は家のリビングのように。

自分達の存在を発信する事に必死で、誰に対しても取り繕わず。

反対に、お世話になった分以上に返す事、カッコよく言えば恩を買わずに生きた。

それでも、お世話になる人は増え続け、応援してくれる人でいっぱいになった。

だからこそ思える。

こんな風に思える人を、目の前で見たい。

自分達があの時どんな風に立っていたのか?

どんな涙を、どんな人に流していたのか?

そんな人が出てきた時に、私は私の意味を知れるのだと思う。

B-DUST IMPACT/CobA

フルバス2019!!

こんばんは!!

フリーダムダンサーのCobAです!

明日はフルバス2019!!

去年はSUPで50人の参加でした⭐︎

それから1年。成長したメンバーと、初めてステージに立つメンバー!

どちらのメンバーも、”今”しかできない貴重な経験となるでしょう。

「ダンサーはステージでのみ成長する。」

ずっと昔、インストラクターとなる前から自分の経験上理解していた事。

もちろん、技術や振付などの技術的なものは、練習でしか身に付かない。

でも、ステージでは技術的なもの以上に全く違った要素がほとんどを占める。

どんなダンサーも、完璧だったステージなんて10年続けて1度か2度あるかだろう。

それでも、練習では幾度となく完璧な練習をしてきたハズだ。

だけど、本番でそれを発揮できる事は少ない。

短絡的に考えると緊張が一番の要因かもしれない。

しかし、その二言だけで済ませるには、しばしば疑問が残る。

緊張の解き方など、今やググれば星の数ほど出てくる。

スタジオのヨガインストラクターChiasa先生に言わせれば簡単だ。

「自分の呼吸に意識を向けなさい。」

そんな簡単な事で緊張は解けていくという。

そしてダンサーはそれを意識せずにやっている。

なぜなら、ビートを感じ、リズムを取る流れの中で、息を吸ったり吐いたり、止めたりなんかもしている。

むしろその呼吸を感じて、体が動いているようにも感じる。

緊張は音が始まるまでの無音の時間で、音を感じ始めた時から”今”が始まっているのだ。

ではなぜ、完璧にはならないのか?

答えは、緊張以外のところにありそうだ。

それは、練習をしても出てこなかった事。

それは、どんな方法論も意味を成さない事。

それが見つかった時から、ステージは宝の宝庫になる。

たった一つ言えるのは、

「ダンサーはステージの上でのみ成長する。」

明日のフルバスで、誰がその宝に気がつくか楽しみだ( ^ω^ )

ダンスの進む道。今、そしてこれから。

こんばんは!

フリーダムダンサーのCobAです。

長野県 旧和田村出身。

物心ついた時から、買い物は近くの街である上田市に母の運転する車で、千曲川沿いの細い裏道を抜けた。

長野市にある親戚のリンゴ農家の畑まで、祖父に連れられてトラックの助手席に座りながら、千曲川を渡った。

千曲川は綺麗で、勢いよく流れる上流独特の水流が、まるで魚がジャンプしているように見えたものだった。

あの赤い鉄橋は、教習所に通っている時に初めて教官にブレーキを踏まれた踏切だ。

・・・

今さっきまであったものが、フツウにそこにあったものが、無くなる。

離れて暮らして、帰省した時に感じる安堵感。

それが無くなる。

時の流れとは恐ろしく無情で、過去と今を分断する。

今あるものは、未来にはないのかもしれない。

被災地の1日でも早い復旧を願います。

・・・

過去、現在、未来

自分達は、未来に向かって生きている。

でもそれは、今だ。

今、何かを感じる事があるのなら、それは過去の産物に間違いはなさそうだ。

一体、何を指標に生きているのだろう?

「未来は変えられない。」なんて、悲観視する意見もあるのだろうが、自分はそう思えない。

むしろ、日々刻々と未来は音を立てて変わっていくものだと感じている。

自分が意図してもそうでなくても。

特に、これからの未来を生きるのなら、変わっていく未来に応じて柔軟に対応していく力が必要とされている。

要するに、短期的展望であり、”今”だ。

先にも述べたように、”今”は、過去の経験と思考パターンが今を作っている。

過去に影響を受け、過去の記憶を辿り選択していく。

「また同じ。」と感じるときは少なくないだろう。

しかし未来は、少なからず変わっている。

仮に、過去と同じ背景で、過去と同じ選択を未来にしたとしたら結果はどうなるか?

良い、悪いは別問題として、結果は違うものになっているハズだ。

昭和後期

敗戦後20年で高度経済成長を果たし、先進国としての立ち位置を手にした日本。

人々はこれまでなかった生き方を見出だし始め、数十年前までの日本にはなかった考え方が定着し始めた。

物が増え始め、豊かな未来を描けるようになった先に、”娯楽”という産業が発展を始める。

しかし、ダンスはまだ娯楽の一部分にもなっていなかった。

平成初期

その後のバブル景気で、世界の経済トップに躍り出るほど国民全体に勢いと、パワーを兼ね備えていた日本。

豊かさは、世界トップクラスとなり、半世紀前に半植民地化されていた雰囲気は、どこかに忘れ去られたようだった。

物は捨てるほど増え、豊かさはほぼ一般化した日本人の共通言語であった反面、格差は次第に広まり、下層域のフラストレーションは溜まっていく一方だった。

メディアインフラの需要により、より高レベルな娯楽が好まれた。

その流れの中で、ダンスは一つの立ち位置を確立していった。

ダンスバトルが多く開催されるようになり、ダンサーはこぞって一位を獲得するために、細かくフリを合わせたり、スキルを磨いたりして、ショー先行のダンスが増えていく。

平成後期

バブル崩壊後の混沌とした雰囲気を抜けられないまま20年以上が経ち、それでもこれまでのような気運には決してならないといった、感覚が人々を染めていた。

大手企業がダウンサイジングを図る中、中小零細企業は成す術なく廃業に追いやられるパターンや、逆に博打に似た事業モデルが奨励されるようになった時期もあったが、その中で一つのキーワードが浮上してきた。

「持続可能性」

それは、3.11の震災の経験も相まって、事業体から個人に至るまで、様々な物に貼り付けられていった。

ダンスも例外無く、その影響を受け始めていたが、当の本人達の中で気付いていたのは、30年以上踊り続けたレジェンドか、これまでの風潮に違和感を覚えながらも、バトルやコンテストで賞を獲るような若手のダンサーだった。

2000年あたりから始まった”キッズダンス”シーンも一巡し、当時のキッズダンサー達が一人立ちしたり、指導を始めた時期でもあった。

その結果、それまで踊ってきたダンサー達が見たこともないダンス業界が出来上がり始めた事に危機感を覚えたのは、自分だけではないだろう。

令和初期

人工知能が人知を超えるのもそう遠い未来ではないだろう。その先のシンギュラリティを考えたら当然の事だ。

誰もができる事は、ロボットとAIに任せていく社会構造がもうそこまでやってきている。

ダンスで言うところの、シンクロ、ステップワーク、振付、新ジャンルの創出に至るまで、今現在人間が生身で踊っている事が、人間以上に品質が良くなるだろう。

既に、そんな影を日常のあちこちで見はじめているのは自分だけだろうか?

自分ごとながら、麻雀は先輩に徹夜で習った。でも、10年打ってないからほとんど忘れてしまったようだ。

今、麻雀などのボードゲームは、既にAIに習った方が実践的で効率的だろう。

AI出なくても、質の高いソフトが出てきている。

そう言う風にして、ダンスもいつのまにか、”ロボットダンスコンテスト”(POPではない。)が行われるような気がする。

でもこれは、悲観的なことではないと自分自身は捉えている。

むしろ、よりナチュラルに、より人間らしく、自分の体を愛し、コントロールし、心豊かにダンスと仲間を楽しむツールとしての役割に戻っていくんじゃないかと期待している。

誰かに求められて踊るのではなく、自分から求めて踊る。

ステップや振付は、競うものではなく、共有し認め合う物。

上手い、下手に固執するのではなく、そうしたい時にそうできる技術を自分が手に入れておくこと。

攻めるのではなく、守るためのダンスであること。

まさに、言葉、コミュニケーション、文化を持つという”人間”にしかないアイデンティティーそのままだ。

“ステキな”

一言で言えば、そんなダンサーがこの世の中に増えたら、きっとダンス界の未来は明るいのだと感じる。