こんばんは!
ダンステクノロジー推進委員会のCobAです。
タイトルにもある、”たった9%。”
これは、なんの数字だと思いますか?
答えは、OECDが加盟国37ヶ国を対象に調べた「9-10歳 学校の課題のためにデジタル機器を利用しているか?」の日本のデータです。
トップのオーストラリアは70%で、平均値は50%あたり。
当の日本はダントツの最下位の9%。
私の友人でNewStyleHIPHOPの師匠のKentは、ハワイで活躍するダンサーです。
ハワイ州は外出が抑制されている事に加え、島国であることからかなり厳しい現状がSNSから伝わっています。
そんな中、彼はオンラインを見事に使いこなし、毎日のようにオンラインレッスン を多数の生徒と成功させています。
そのクオリティーは、見ている私が目標にするぐらい鮮明で輝いています。
もちろん、日本とそれを比べる気はさらさら無いのですが、今現状で行われている日本のオンラインレッスンとは教える側も学ぶ側も全く環境が違うのです。
冒頭で述べたように、国内の基礎教育でのオンライン環境でさえ世界の足元にも及んでいない状況で、個人経営スタジオが何が出来るわけでもありません。
ですが、進まずして先は無いのも事実です。
「またリアルに戻ったら、オンラインは必要なくなる。」とでも言いたいがごとく、自治体や政治はオリンピックの派手な演出に活路を見出していたでしょうか?
リアルが無くなるなんて思いませんし言いませんが、OECDがなぜこんなデータをお金と人力をかけて集積したのか?を考えると、合点がつくところが見えてきそうです。
時代の変容期は、どうしても画一化をしたくなるようで、これまでのアイデンティティーを負の資産と言いたくなったりもします。
ですが、私としてはリアルでしかできなかった事がものすごく貴重に感じ、リアルでできなかった事が可能性に感じるのです。
どちらもハイブリットに捉え、双方向からのアプローチが必要になる時期になるのではないか?と捉えているのです。
例えば、仲の悪いどちらかに加担した後に、相手側の言い分に納得してしまうことは誰でもあることでしょう。
どんなことも、双方に光と影が存在するのです。
それを補完しながら生きてきたのは紛れもない”人類”です。
今、そんな時期がやってきているように感じます。
“たった9%。”
を
“たった10%。”
にする事が、果たしてどんな可能性があるのか?
もしかしたら、家庭で悩むあんな事や、健康で悩むこんな事、人間関係で悩むそんな事まで、解決出来るシステムを得る事が出来るかもしれません。
ただし、変化はいつだってドラスティックに訪れます。
黒船来航や条約締結など、今までの当たり前がありがたく感じるようになる。
それも一瞬で。
まるで、誰かの死を目の当たりにしたときのように。
こうしておけばよかった。ああしておけばよかった。
色んな思考が頭の中を行き来するでしょう。
だから、今に生きながら、過去に感謝しつつ、未来の準備をする。
数年前、ある女性からこんな言葉をもらいました。
「あなたがここに来たことに意味がある。」
新しい場所に自ら進んだことを称賛してくれた言葉でした。
今も彼女は天国から見守ってくれていることでしょう。
心から尊敬し感謝します。
I would like to express my sincere condolences.
Thank you. Kiyo Shinomae.